濱口竜介『偶然と想像』オバマ元大統領の「2022年お気に入り映画」に選出
濱口竜介が監督・脚本を担当した映画『偶然と想像』(英題:Wheel of Fortune and Fantasy)が、バラク・オバマ元米大統領が自身のTwitterで発表した、2022年お気に入り映画17本に選出された。
偶然と想像をテーマにした本作は、「魔法(よりもっと不確か)」「扉は開けたままで」「もう一度」という三つの物語から成るオムニバス映画。第71回ベルリン国際映画祭では銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞した。オバマ元大統領は昨年、アカデミー賞国際長編映画賞を獲得した『ドライブ・マイ・カー』を「2021年のお気に入り映画」に選出するなど、濱口監督の作品を高く評価している。
その他、世界的ヒットを記録した映画『トップガン マーヴェリック』や、スティーヴン・スピルバーグ監督の自伝的映画『フェイブルマンズ』、ミシェル・ヨー主演のマルチバース映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』など今年の賞レースをにぎわせる可能性が高い作品がピックアップされた。オバマ元大統領の「2022年お気に入り映画」17本は以下の通り。(編集部・倉本拓弥)
オバマ元米大統領が選ぶ「2022年お気に入り映画」
『フェイブルマンズ』
『別れる決心』
『ザ・ウーマン・キング(原題) / The Woman King』
『アフターサン(原題) / Aftersun』
『エミリー・ザ・クリミナル(原題) / Emily the Criminal』
『秘密の森の、その向こう』
『クロティルダの子孫たち -最後の奴隷船を探して-』
『あのこと』
『ティル(原題) / Till』
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
『トップガン マーヴェリック』
『ザ・グッド・ボス(原題) / The Good Boss』
『偶然と想像』
『英雄の証明』
『砂利道』
『ター(原題)』
『アフター・ヤン』