テレ東の乳幼児向け番組「シナぷしゅ」映画化決定!
テレビ東京の乳幼児向けテレビ番組「シナぷしゅ」(毎週月曜~金曜あさ7:35~8:00放送)の映画化が決定し、特報映像が公開された。映画は今月完成を目指しており、春公開を予定している。
「シナぷしゅ」は、民放初となる0~2歳児向け番組。東京大学赤ちゃんラボ・開一夫教授監修のもと、クレイアニメ、パペット、切り絵、言葉遊びなどのコーナーを展開するほか、月ごとのテーマ曲「つきうた」のコーナーでは、スカパンクバンド・KEMURIや人気ラップデュオ・chelmicoを起用するなど斬新な試みも話題に。キャラクター商品も人気で、子育て世代以外からも幅広い支持を受けている。
テレビ東京の飯田佳奈子プロデューサーが「子どもに見せたいと思える」「親が見せて安心できる」番組を作りたいと呼びかけ、複数の子育て中の社員と企画・立案。2019年に5日間のトライアル番組として放送され、視聴者からの反響を受けて2020年4月からレギュラー放送がスタートした。
映画化にあたり、飯田プロデューサーは「大きなスクリーンで自分の好きな作品の世界観にどっぷりつかる、あの特別感。一つのスクリーンをたくさんの仲間たちと共有し、映画館という非日常空間を体験するあの気持ちの高ぶり。そういった、大人なら誰もが味わったことのある映画館ならではの感情を、シナぷしゅ世代のこどもたちにも味わってほしい」とコメント。「シナぷしゅだからこそできる、いや、シナぷしゅにしかできない、赤ちゃんも大人もシームレスで楽しめる夢のある作品が出来上がったと思います」と自信をのぞかせる。
番組のキャラクターデザインやアートディレクションを手掛ける清水貴栄が監督を担当。「自分の娘と初めて映画館に行ったとき、はじまって20分で泣きだしてしまい、なくなく外に出なければいけませんでした」と振り返った清水監督は、本作について「こどもとのはじめての映画館体験が、子も親も楽しいものになってほしいという気持ちで作られています。こどもが途中で泣いてしまっても、続きが楽しめる色々な表現がつまった宝箱のような映画です」とコメントを寄せている。(編集部・入倉功一)