『美少女戦士セーラームーンCosmos』スターライツ声優が発表 前後編6月公開
声優の井上麻里奈、早見沙織、佐倉綾音が、前後編で公開されるアニメ『劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」』に登場する新たな戦士、セーラースターライツの声を担当することが17日、明らかになった。また、前編が6月9日に、後編が6月30日に公開されることも決定した。
「美少女戦士セーラームーン」は、1991年から1997年にわたって連載された武内直子の人気コミック。1992年からスタートしたテレビアニメは、1997年の放送終了後も40か国以上で放送され、現在も絶大な人気を誇る。2014年から新シリーズ「美少女戦士セーラームーンCrystal」としてアニメがスタートし、2021年には劇場版として25年ぶりとなる『劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」』が公開された。
『セーラームーンCosmos』は、シリーズ最終章「シャドウ・ギャラクティカ編」を描く新作劇場版。セーラームーン/月野うさぎをはじめとするセーラー戦士たちが、新たな敵組織シャドウ・ギャラクティカに狙われ、再び戦いに身を投じる。
セーラースターライツは、うさぎたちの前に突如として現れる新たなセーラー戦士。アイドルグループ・スリーライツとして活動しながらも、うさぎたちに急接近する。発表に合わせて、セーラースターライツ/スリーライツのスペシャルPVがYouTubeで公開された。
井上が担当するのは、常にクールなスターライツのリーダー的存在・セーラースターファイター/星野光(セイヤコウ)。早見は冷静沈着で知的なスターライツのまとめ役・セーラースターメイカー/大気光(タイキコウ)、佐倉はあざとかわいいアイドルの一面と普段のシニカルな一面を併せ持つセーラースターヒーラー/夜天光(ヤテンコウ)を演じる。
「セーラームーン」好きでもある井上は、「幼い頃、友達とセーラームーンごっこをして遊んでいた自分が、こうしてセーラー戦士になれて、うさぎちゃん達と共に過ごせたことは、未だに実感が湧きません。あの頃の自分にも教えてあげたいです」とコメント。また、「子供の頃、毎週楽しみに見ていたあの『美少女戦士セーラームーン』に、まさか携われる日が来るなんて…夢のような気持ちです」(早見)、「あの『美少女戦士セーラームーン』に? しかもセーラー戦士として? とんだ人生に来てしまった…! と夢見心地でした」(佐倉)など各キャストが喜びをつづっている。セーラースターライツ声優のコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
『劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」《前編》』は6月9日より公開
『劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」《後編》』は6月30日より公開
井上麻里奈(セーラースターファイター/星野光)
幼少期の夢がようやく叶いました。幼い頃、友達とセーラームーンごっこをして遊んでいた自分が、こうしてセーラー戦士になれて、うさぎちゃん達と共に過ごせたことは、未だに実感が湧きません。あの頃の自分にも教えてあげたいです。当時は、うさぎちゃんとまもちゃんの間に入ってこないで! という思いで星野さんを見ていたのですが(笑)、大人になってみるとそのまっすぐな想いは本当に切なくて美しいです。収録では、どうしたら星野さんが格好よくなるのか、原作の絵も思い浮かべ、葛藤しながら演じさせていただきました。
遂に「美少女戦士セーラームーン」の最終章が映画化されます。早く皆さまと一緒に劇場で完成した映画が観られる事を楽しみにしています!
早見沙織(セーラースターメイカー/大気光役)
子供の頃、毎週楽しみに見ていたあの「美少女戦士セーラームーン」に、まさか携われる日が来るなんて…夢のような気持ちです。台本を読んで、過酷で孤独な戦いの中でも、前を向くことをやめないセーラー戦士たちの姿に魅せられました。物語の壮大さはもちろんのこと、それすらも包み込むような力を持つセリフが詰まっていて、思わず涙が込み上げました。大気の持つ、冷静かつ柔らかさを纏った、大人びた雰囲気を意識して、スリーライツ3人のバランスも考えながら演じました。そんなスリーライツの歌唱シーンも見どころの一つなので、ご注目いただけると嬉しいです。シリーズ最終章、その壮大な物語を是非劇場にてご覧いただきたく思います。
佐倉綾音(セーラースターヒーラー/夜天光)
あの「美少女戦士セーラームーン」に? しかもセーラー戦士として? とんだ人生に来てしまった…! と夢見心地でした。と同時にプレッシャーも感じ、夜通し作品を履修すると、そこには素晴らしい世界が広がり、一気に見える景色が変わりました。
私と同じ水瓶座のB型、自由に生きているように見えて、大切なものへの想いは強い。他人事に思えない性格の夜天は、寄り添いやすく、私にはない自信家なところも含めて楽しく演じました。あわよくば「可愛い!」という黄色い声がもらえたら、という野心も少し込めています(笑)。
最後の戦い。重い響きです。緊張感はひとしおでしたが、いつも飄々としている夜天に救われながらアフレコを乗り切りました。とにもかくにもスリーライツとして、劇場でお待ちしています。