MCUフェーズ5が『アントマン3』で開幕する理由 ケヴィン・ファイギが回答
マーベル・スタジオが展開するマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のフェーズ5が、映画『アントマン』シリーズ第3弾『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(2月17日全国公開)で開幕する理由について、同スタジオCEOのケヴィン・ファイギが英Empireに明かした。
【動画】アベンジャーズ5に直結!『アントマン&ワスプ:クアントマニア』予告編
MCUはフェーズ4より「マルチバース・サーガ」と呼称される新たな物語がスタートしており、フェーズ5は来たる『アベンジャーズ』次回作『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題) / Avengers: The Kang Dynasty』(2025年5月2日全米公開)に向けて物語が加速することが予想される。
『アントマン』1作目と続編『アントマン&ワスプ』は、主にサンフランシスコの市街地を舞台に、家族を主軸とする小規模なストーリーが描かれていた。しかし、第3弾ではスケールが増大し、舞台は謎多き量子世界に。さらに、『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題)』へと直結する物語が描かれるなど、フェーズ5開幕作にして、MCUの未来を左右する重要な役割を担うこととなった。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、打倒サノスのために一役買ったアントマン/スコット・ラング。ファイギによると、『アントマン』がMCUフェーズ5の開幕作に選ばれたのは、スコットのMCUにおける立ち位置が理由になっているそうで「彼は(MCUフェーズ5開幕の)地位を獲得したから」と説明している。「彼をバックアップ要員やおふざけ役ではなく、MCUの先頭に立たせるためです」
米ディズニーが発表したプレスリリースでは、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に匹敵する重要作であると説明されている本作。アントマンが本作で遭遇する悪役・カーンは、『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題)』のメインヴィランとも言われており、ファイギも「私たちはマーベルの歴史上最も強いヴィランと戦うことになります。アントマンは恐らく、予期せぬ形でこの男に立ち向かう最初のアベンジャーズになると思います」と語っている。(編集部・倉本拓弥)