豊嶋花、有村架純も絶賛のハマり役！『ちひろさん』オカジ役、面談だけで役つかむ
豊嶋花が5日、都内で行われた映画『ちひろさん』の完成披露舞台あいさつに登壇し、役をつかむまでの経緯が明かされた。この日は、主演の有村架純、共演の嶋田鉄太、van、そして今泉力哉監督も来場した。
本作は、安田弘之の同名漫画の実写化。海辺の町の弁当屋で働くちひろ（有村）が、飾り気のない言動で生きづらさを抱えた人々を癒やしていく。
厳格な家族に息苦しさを覚え、学校の友だちとも隔たりを感じている女子高生・オカジを演じている豊嶋。面談によって役をつかんでおり、今泉監督は「オーディションじゃないです。会って話を聞いただけ。プロデューサーさんと相談していたときに『豊嶋花さんという人がいます』という話になって、お会いして。高校への進学についての話を聞いていたら、この子、オカジできるぞ！ みたいな。お芝居の話より人柄を見て（選んだ）という感じでした」と説明。豊嶋は「プライベートの話もさせていただいて、その時にオカジと思っていただけたのなら、すごいうれしいです」と笑顔を見せた。
豊嶋のオカジはハマり役だったようで、有村は「画から出てきたような、オカジそのもののビジュアルで、もうオカジにしか見えない。花ちゃんということを忘れちゃうくらい」と絶賛。嶋田演じるマコトとの掛け合いも自然だったそうで、「本番じゃないところでの関係性もオカジとマコトのまま、仲良さそうにしているのを見ながら、微笑ましく現場にいました」と振り返った。
また、撮影時の豊嶋について、有村は「そのときは中学生だったけど、小さい頃からお芝居をされていますし肝が据わられていて、礼儀正しくてしっかりしている印象がありました」と感心した。
豊嶋は「今の言葉が嬉しすぎて大興奮しています」と喜びながらも、有村も「演技が始まるとちひろさんにしか見えない」と敬意を示す。さらに、「女優さんとして元々憧れだったんですけど、女性としても憧れの方になりました」とより強い気持ちを抱くようになったことも明かしていた。（錦怜那）
Netflix映画『ちひろさん』は2月23日Netflix全世界配信＆全国劇場にて公開