天海祐希、松下洸平と探偵&相棒役で初タッグ 4月期月10ドラマ「合理的にあり得ない」
天海祐希が、4月スタートのカンテレ・フジテレビ系“月10ドラマ”「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」で主演を務めることが明らかになった。元弁護士の女探偵・上水流涼子(かみづるりょうこ)が、知略を武器にさまざまな依頼を解決していく痛快ミステリーで、松下洸平が頭脳明晰な相棒・貴山伸彦(たかやまのぶひこ)役を務める。
原作は、映画化も話題を呼んだ「孤狼の血」の作家・柚月裕子によるミステリー小説。時に大胆な手段もいとわない涼子(天海)と、IQ140の頭脳で彼女をサポートする貴山(松下)が、依頼者を困らせる理不尽な悪党たちを相手に、「あり得ない」事件を解決へと導いていく。
天海が演じる涼子は、ある傷害事件をきっかけに資格を剥奪された元弁護士。その後、探偵へと転身を遂げ「探偵事務所 上水流エージェンシー」を立ち上げた異例の経歴の持ち主で、殺しと傷害以外の依頼は全て受けるスタンスだが、ギャラは依頼料だけで200万円。その分、法律や常識を無視して大胆に事件を解決していく。
松下が演じる貴山は、多くの分野に精通した一見完璧な青年だが、女性が苦手でうまく話せないという弱点も。大胆すぎる涼子のやり方にイヤイヤながらも引っ張られ、バディとして事件の解決に一手を加える。
涼子役の天海は「原作がすごく面白かったので、ありがたい役だなと思いましたし、お相手が松下さんと伺ったので、それもすごく楽しみで光栄なことだと思いました」と、松下とのタッグに期待をかける。「(松下さんは)人柄も役者としての力も、ものすごくポテンシャルが高いですし、パッと演じた私の芝居にもパパッと乗ってくれるので、演じていてとても楽しいです。どこか人を信用できないけれど、人を信じたいと思う2人が、結果として人を助けていくことになるという展開がすごく面白いと思います。淡々とした2人の歩調が合っていくというところを楽しみに見て欲しいです」
一方、天海のバディ役に「とても光栄ですし、嬉しかったです」と語る松下は「シリアスなシーンも多い中で、ふざけたシーンでは天海さんが真剣にふざけてくださるので、僕は正直、笑いをこらえるのにいつも必死です。(貴山は)かなりクセが強いというか、つかみどころのない性格ですが、どこか人として隠している部分がある、人間味のある貴山をストーリーが進むごとに見せていきたいと思います」と意気込む。
原作者の柚月は「この作品は自分が書いた小説のなかで、一番、楽しさを意識して書いたものです。ドラマはその上を行くとびっきりのエンターテインメントで、小説の世界がさらに大きくなっています」と太鼓判。「登場人物たちの背景もより深く作られていて『このあとどうなるの?』とドキドキハラハラしました。早く、動く涼子や貴山が観たくてたまりません。愉快で痛快で豪快。そして、胸がジーンとするような感動もあり、とても贅沢なドラマだと思います。ご覧になった方も、胸がスカッとすることに間違いはありません! 私も登場人物たちの活躍を、ひとりのファンとして楽しませていただきます」とコメントしている。