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「相棒」14歳・寺田心の高校生役に騒然 右京と薫の粋な関係性も

14歳で高校生役を務めた寺田心(左端)
14歳で高校生役を務めた寺田心(左端) - (c)テレビ朝日・東映

 ドラマ「相棒season21」(テレビ朝日系)の第17話「定点写真」が、15日に放送された。特命係の杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)が追う殺人現場の建物の定点写真が物語のキーとなったが、その写真を撮っていた高校生カメラマン・奥山幹太を好演したのが、可愛い声としっかりした受け答えで人気を獲得した子役出身の寺田心だ。14歳になった寺田に、「えっ、心くん!?」「大きくなったなぁ」とネットは騒然。また、相変わらずの特命係や亀山夫婦のやりとりにも注目が集まっている。(以下、ネタバレを含みます)

【画像】こんなに小さかった!子役時代の寺田心

 殺害された浅野の事務所の定点写真がSNSに投稿され、さらに殺人があった日から更新が途絶えていることを見つけた右京と薫は、幹太を心配する杏子(幸澤沙良)の証言もあり、幹太が何かを隠していることを察する。また、彼のことを高く評価していた人気カメラマン・大塚あゆみ(大野いと)は、権威ある美写紋賞の授賞式で被害者ともめていたという。マネージャーの柴山忠(和知龍範)は事件の日、あゆみは取材を受けていたと話すが、実はその場に姿を見せていなかった。

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 幹太が隠していたのは、事件の日にあゆみが建物にいた証拠写真だった。浅野は出資金だけ奪う詐欺師で、美写紋賞ほしさにあゆみが浅野に金を渡し、裏切られたことで殺人に至ったのではないかという嫌疑がかかる。一方、幹太は柴山に直談判していた。浅野の家に、柴山が頻繁に出入りしていた写真も撮っていたのだ。カメラを奪おうとする柴山から、間一髪で幹太を救出した特命係と捜査一課。浅野の詐欺仲間は柴山だった。

(c)テレビ朝日・東映

 右京は、あゆみの写真集に師匠・澤田洸平(奥田達士)の名前があることなどから、あゆみは澤田に賞を獲らせようとしていたのではないかと目処をつける。あゆみは澤田の協力をあおいで、作品を作り上げており、彼女は浅野を殺害してしまった澤田をかばっていた。

 幹太のそばには、ずっと彼を心配していた杏子がいる。本編ラスト、定点写真に彼女が写っているのを見てにっこりする右京と薫。なんともほほえましい姿だが、特命係の息の合い方も負けてはいない。そもそも最初に幹太の写真に注目したのは、右京の「最近(SNSの)更新が止まってるんですよ、気になりますね」という言葉からだったが、薫は「右京さんがそうおっしゃるなら、気にしましょうかね」と右京ファースト。粋な関係性だ。

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(c)テレビ朝日・東映

 また、薫と妻・美和子(鈴木砂羽)の関係性も可愛らしい。権威に取り入るなんて理解できないという薫に、「そう、いいよ、薫ちゃんはそれでいいよ」と美和子。彼女はかつて、仕事で落ち込んだ薫を、同じように肯定してなぐさめたことがある。恋人から夫婦に関係が変わっても、変わらない信頼に結ばれていた。もっとも今回は「そのおかげで安月給でも、いいよ」というオチがつくのだが。

 なお、今週は右京とカメラマンからの連想で「花も出てほしかったな」「花ちゃん元気かな」とアメリカでフォトグラファーをしている、右京の姪(実は遠縁)の杉下花(原沙知絵)を思い出した人もいたようだ。来週は、亡霊と呪いのビデオの回。幽霊好きの右京のうれしさを隠しきれない表情が予告に登場し、早くも「幽霊好きの右京さん」「右京嬉しそうだな」という声があがっている。(文・早川あゆみ)

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