アントマン愛娘、父親に仰天告白…最新作『クアントマニア』本編映像が公開
映画『アントマン』シリーズ最新作『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(公開中)より、主人公アントマン/スコット・ラング(ポール・ラッド)の愛娘キャシー(キャスリン・ニュートン)が、父親に驚きの告白をする本編映像が公開された。
身長1.5センチになれる特殊なスーツを身につけて戦うアントマンの活躍を描く同シリーズ。『アベンジャーズ』第5弾に直結すると言われている最新作は、未知の領域である量子世界を舞台に、アントマンと彼の仲間たちが、時間を支配する征服者カーン(ジョナサン・メジャース)に立ち向かう。
過去2作ではまだ幼なかったキャシーは、量子世界につながる装置を作るほどの天才ティーンに成長。スコットに惜しみなく愛情表現をしていたが、18歳になったことで、父との関係も少しギクシャクしている。
本編映像では、そんな二人の車内会話が映し出される。スコットは「技術を使うのは、俺たちが一緒の時だけ。危険なんだ! 取られたり、なくしたりしたら?」とキャシーの作った装置が心配な様子。するとキャシーは「スーツはある。自衛だよ。もう使いこなしてる」と親にだまって自分のスーツを用意していたことを告白。「6歳でハチ男(イエロージャケット)に殺されかけてから普通じゃない」と過去の出来事を掘り起こすと、一気に気まずい空気が流れ始める。
そんな二人を見かねたワスプが「音楽をかけない?」とスイッチを押すと、流れてきたのは、スコットがヒーローとしての経験を書きつづった自伝本の音声だった。「その瞬間思った。“ハルクに赤ちゃんにされた。一生こうか?”」「その後、宇宙のアライグマが現れた。しゃべるアライグマだ」とアベンジャーズとしての実体験が語られる内容に、車内は再び和やかな雰囲気に。シリーズの魅力でもあるコメディー要素が垣間見える映像となっている。
メガホンを取ったペイトン・リード監督は、スコット&キャシー親子について「3作全体のいわば背骨みたいなものです」とコメント。「アントマンはスーパーヒーローですが、人生での最大目標は娘にとってよき父親であることなのです。彼女はいまや18歳なのですが、彼はまだキャシーを少女のように思っている。しかし実際には、彼女はいまや大人の女性であり、ヒーローであるとはどういうことなのか、あるいはこの世界で正しき事を行うとはどういうことか、独自の考えを持つようになっています」と本作での関係性を説明している。(編集部・倉本拓弥)