鈴木亮平、宮沢氷魚に嬉し涙&抱擁!『エゴイスト』撮影秘話
エッセイスト、高山真の自伝的小説に基づく『エゴイスト』(公開中)から、鈴木亮平、宮沢氷魚、阿川佐和子ら出演者が撮影を振り返る特別映像が公開された。映像内にはメイキングも含まれており、鈴木のクランクアップ日に宮沢がサプライズとして駆け付け、鈴木が感極まり嬉し泣きする様子も見られる。
「羽生結弦は助走をしない」などの著書で知られ、2020年に亡くなった高山真の同名小説を映画『ピュ~ぴる』『トイレのピエタ』などの松永大司監督が映画化する本作。鈴木が14歳で母を失い、田舎町でゲイである自分を押し殺しながら思春期を過ごした過去を持つファッション誌編集者・浩輔に、宮沢がその恋人で、シングルマザーである母を支えながら暮らすパーソナルトレーナーの龍太にふんする。龍太の母・妙子を、エッセイスト、インタビュアーとして人気の阿川佐和子が好演している。
映像内で鈴木は「粘ってもらえるってことは本当に幸せなこと」、宮沢は「ちょっとでも自分の中で疑問というか疑いがあるとすぐ見抜かれる」と厳しくも幸福な撮影の日々を回顧。阿川は本作の魅力を「優しさ」と評し、「あのシーンすごく幸せだったなぁとか、キラキラ光るものがあちこちで見つけられると思うんですよ。この人と2人で並んで歩いてるドキドキ感とか愛が芽生えるときの感覚っていうのは皆に与えられるんじゃないかな……」と語っている。
挿入されたメイキングでは浩輔が派手なコートをまとい、ブラシをマイク代わりにちあきなおみの「夜へ急ぐ人」を熱唱するシーンも。また、鈴木がクランクアップを迎えた場面では、この日は撮影がなかった宮沢が急遽駆け付け、鈴木が驚きと喜びのあまり涙。固く抱擁すると鈴木が「泣かせんなよ……」とつぶやく胸アツの光景となっている。(編集部・石井百合子)