「ドンブラザーズ」ソノヤ・村上幸平、出演経緯を告白 井上敏樹から「身内を推薦しない」と言われていた
残り2話となったスーパー戦隊シリーズ第46作「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」のドン49話「さいごのおもいで」(19日午前9時30分~・テレビ朝日系)に、本橋由香と村上幸平が最後の刺客ソノナ&ソノヤとして出演する。オンエアを前に、ソノヤ役の村上がコメントを発表した。
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日本昔話「桃太郎」をモチーフに、ドンモモタロウ/桃井タロウ(樋口幸平)率いるドンブラザーズ6人の戦いを描いてきた本作。ドン49話では、脳人を抜けたソノイ(富永勇也)、ソノニ(宮崎あみさ)、ソノザ(タカハシシンノスケ)が仲間となり、ドンブラザーズは9人体制に。そのことが面白くない監察官・ソノシ(廣瀬智紀)たちは、より一層敵意をむき出しにする。
黒装束のソノナとソノヤは、脳人の上層部「元老院」から送り込まれた最後の脳人。ソノナ役の本橋は、「激走戦隊カーレンジャー」(1996~1997)で志乃原菜摘/イエローレーサーを演じており、ソノヤ役の村上は「仮面ライダー555(ファイズ)」(2003~2004)の草加雅人/仮面ライダーカイザ役や「動物戦隊ジュウオウジャー」(2016~2017)のバド(鳥男)/ジュウオウバード役で知られている。
「ドンブラザーズ」の脚本家・井上敏樹とは、「仮面ライダー555」でタッグを組んだ村上。「信じていただけるかわかりませんが、まずこれだけは言っておきたいです。今回は最初から、脚本の井上敏樹さんに『ドンブラには身内を(出演の)推薦はしない』と言われていました」と明かすと、「今回井上さんは一脚本家として脚本のことだけに向き合うのだなと思っていました。ですので、僕としましてはそんな井上さんを全力で応援したいと思い、毎週ドンブラの感想をTwitterにUPし、1話から毎週欠かさず楽しみに見ていました」とコメント。
出演を諦めかけていたところで、井上を経由せずにオファーが飛び込んできたという。「オファーをいただいた時は本当に興奮しました! 嘘か真か、ある夜『ドンブラザーズは良いものになった。だが、村上のいないドンブラなんて……』と、本当は今にも吐き出してしまいたい思いを閉じ込めるようにお酒を飲んでいた井上さん。その寂しそうな横顔を隣で見ていた仕事のできるM浦プロデューサーが、ソノヤ役に村上幸平を推してくださったという経緯らしいです(笑)」と出演経緯を告白すると、「井上敏樹さんの新たな代表作になるであろう、そしてスーパー戦隊史上でも伝説になるであろうこの作品に参加できたこと、改めてとても光栄に思います」と喜びをにじませた。
2023年は、村上の代表作「仮面ライダー555」が20周年を迎えるアニバーサリーイヤー。「『動物戦隊ジュウオウジャー』から7年。そして『仮面ライダー555』からは20年! 20周年という節目となるこの年に……これで縁ができたな(笑)!」と桃井タロウのセリフを借りて締めくくった。(編集部・倉本拓弥)