悲劇の大規模火災を名匠ジャン=ジャック・アノーが映画化『ノートルダム 炎の大聖堂』公開決定
映画『愛人/ラマン』『セブン・イヤーズ・イン・チベット』などのジャン=ジャック・アノー監督が、2019年にフランス・パリのノートルダム大聖堂で発生した火災を描く、映画『ノートルダム 炎の大聖堂』が、4月7日からIMAXを含む劇場で全国公開されることが決定し、予告編が公開された。
2019年4月15日に発生した、世界遺産・ノートルダム大聖堂の大規模火災。崩落の危機が迫る中、狭く複雑な通路に行く手を阻まれ、消火活動は混乱。かけがえのない文化財の救出も、厳重な管理があだとなり困難を極めていく。そんな状況のなか、大統領の許可を得た消防士たちは、最後の望みをかけた作戦を決断する。
名匠アノー監督のもとに最高峰の技術者が集い、大規模セットを炎上させた、本物の迫力をIMAXカメラで撮影。迫真の映像とVFXとの融合により、緊迫した当時の状況を臨場感たっぷりに再現し、圧倒的なリアリティーで「死者ゼロの奇跡」を映し出す。
膨大な量の資料調査とインタビュー、さらにSNSの呼びかけによって集められた当時の動画や写真を使用することで、映像の緊張感と信憑性が格段に高まっている本作。しかしアノー監督は「映画の目的は、大聖堂で大火災が発生した原因を追究することではなく、どのように大聖堂が救出されたのかを描くことにある」とコメントしている。
その言葉の通り、予告編映像には、「98%再現」をうたう迫真の映像と共に、大聖堂も、聖遺物も、自分たちの命も諦めない消防士たちの姿が映し出されている。(編集部・入倉功一)
映画『ノートルダム 炎の大聖堂』は4月7日より全国公開