全米監督組合賞は『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』監督コンビが受賞!
現地時間18日、第75回全米監督組合(DGA)賞が発表され、映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の監督コンビ“ダニエルズ”ことダニエル・クワン&ダニエル・シャイナートが栄冠を手にした。
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『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は、『スイス・アーミー・マン』で知られる“ダニエルズ”が手掛けたマルチバース・コメディードラマ。破産寸前のコインランドリーを経営する中国系アメリカ人のエブリン(ミシェル・ヨー)が、突然マルチバースの存在を知らされて救世主へと覚醒していくさまを描いた。気鋭のスタジオA24史上最大のヒット作にして、第95回アカデミー賞でも最多10部門11ノミネートを果たすなど話題を呼んでいる。
そのほか長編映画部門でDGA賞にノミネートされていたのは、『フェイブルマンズ』のスティーヴン・スピルバーグ、『イニシェリン島の精霊』のマーティン・マクドナー『TAR/ター』のトッド・フィールド 、『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキーの4名だ。DGA賞はアカデミー賞監督賞の行方を占う上で最も重要な賞であり、オスカー戦線で“ダニエルズ”が一歩抜け出したといえる。
初長編映画部門では『aftersun/アフターサン』のシャーロット・ウェルズ、ドキュメンタリー映画部門では『ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦』のセーラ・ドーサが受賞した。(編集部・市川遥)