ROLAND、つまずきは「ハッピーエンドの伏線」人生逆転のメンタリティー
ホストで実業家のROLAND(ローランド)が21日、都内で行われた映画『逆転のトライアングル』公開直前イベントに出席し、人生大逆転のコツを明かした。
本作は、第75回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したスウェーデンの鬼才リューベン・オストルンド監督最新作。難破した豪華客船の乗客と乗員たちが漂着した無人島でサバイバル生活を送るうちに、思わぬ逆転現象が生じるブラックコメディーだ。
豪華客船が舞台なだけに「華やかな世界観の映画かなと思った」というROLANDだったが、物語が進むにつれて登場人物たちに降りかかる壮絶なストーリーに「地獄絵図みたいな。非常にブラックジョークが効いている。良くも悪くも期待が裏切られた」と述べる。
また劇中、食事の場で財布を出さない女性に対して、男性が意見するシーンがあることに触れるたROLANDは「いまの時代男たるもの……と言う表現はできないかもしれませんが」と前置きしつつ「僕は男に生まれた一番の幸せは、女性に振り回されることだと思っている。奢って当然と思っている女性でも歯を食いしばって奢る。『惚れた女に振り回されている自分が愛おしい』って思っちゃうんですよね」と持論を展開。
さらに「小金持ちになりたかったら奢らない方がいいけれど、幸せになりたかったら奢った方がいい。好きな人に尽くしている瞬間って幸せじゃないですか」と名言を残すと、会場からは大きな拍手が巻き起こった。
またこの日は、観客からの悩みにROLANDが答えるコーナーも開催。「3年間、誰のことも好きになっていない。これから人のことを好きになれるのか」という質問にROLANDは「3年間、今日俺に会うまではってことですね」と絶妙な返しで盛り上げつつ「恋はするものじゃなくて落ちるもの。キュンと思える瞬間を大事にして。もしそういうことがないなら、そういう人生だと受け入れた方がいい。妥協はしないで」とアドバイス。
続いて“人生逆転”というテーマに対してROLANDは「生きていれば嫌なことはたくさんある。うまくいかないこともある。落ち込むのも一つの選択肢だと思うけれど」と切り出すと「でもそういう落ちる瞬間というのは、ハッピーエンドの伏線だと思えばいい。どこかでつまずいたら、それはクライマックスを盛大にするためにあるんだと思うこと」と人生逆転を導くメンタリティーのあり方を説いていた。(磯部正和)
映画『逆転のトライアングル』は2月23日より全国公開