「相棒」米沢守が薫と再会!六角精児、水谷&寺脇コンビと15年ぶり共演
水谷豊主演のテレビ朝日系人気ドラマ「相棒season21」(毎週水曜午後9:00~9:54)の最終回スペシャル「13」に、六角精児が演じる名物キャラクター、米沢守が登場することが明らかになった。3月8日に「前篇」が放送される。
警視庁鑑識課員だった米沢は、シリーズ初期からレギュラーメンバーとして活躍し、スピンオフ映画も作られた人気キャラ。2016年の「season14」最終話で、警察学校の教官職へ異動してレギュラーから離れたが、その後も折にふれてゲスト出演しており、今回は、2022年3月に放送された「season20」の第17話「米沢守再びの事件」以来、約1年ぶりの復活となる。
“5代目相棒”としてシリーズに復帰した亀山薫(寺脇康文)とは久々の再会。六角にとっても、水谷、寺脇コンビとの共演は約15年ぶりとなったが「懐かしさを感じるかと思いきや、とても新鮮でした。きっと年齢をまったく感じさせないお2人の創作エネルギーに、僕の心が浄化されたんだと思います」と語っている。
最終回スペシャル「13(前篇)」は、小野田公顕・元警察庁長官官房室長の遺骨が盗まれる、センセーショナルな事件で幕を開ける。とある事情から、事件の存在を右京に隠されていたことに憤る薫は、その腹の虫がおさまらない中で米沢と再会することになる。
また、「相棒」初参加となる渡辺いっけいと柴崎楓雅も出演。渡辺が演じるのは、埼玉県の寺で私塾を営む葛葉宰三(くずは・さいぞう)。遺骨盗難事件との関連で、聞き込みに来た特命係と対面することになる。意外にも「相棒」初出演となった渡辺は「それを知ると 『まさか! 信じられない!』と驚く関係者もいて(そんな声もまた切なくて…)、いつしか僕は『相棒』に背を向けて生きて参りました(笑)。今回そんな僕にピッタリの、非常に複雑でやり甲斐のある役どころをいただいております」とコメント。
一方の柴崎は、私塾の塾生で、小野田元官房長と同時期に遺骨を盗まれる被害に遭った真野家の息子でもある真野正義(まの・ジャスティス)役で出演。「刑事ドラマが好きで、幼少期から何度も観ていた作品に参加できることに、心躍る毎日でした」と撮影を振り返っている。六角、渡辺、柴崎のコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
六角精児(米沢守役)
やはり「相棒」の撮影現場は、久しぶりに帰った「実家」のようでした。スタッフの方、1人1人が特に言葉にはしなくても、とてもあたたかく迎えてくれているのが、ひしひしと感じられ、大変うれしく、その気持ちと共に芝居をさせていただきました。
水谷豊さん、寺脇康文さんのコンビと約15年ぶりにご一緒して、懐かしさを感じるかと思いきや、とても新鮮でした。きっと年齢をまったく感じさせないお2人の創作エネルギーに、僕の心が浄化されたんだと思います。
渡辺いっけい(葛葉宰三役)
「相棒」の現場で一番感じたのは、水谷豊さん、寺脇康文さんのお2人ならではの《コンビの呼吸》です。水谷さんの提案を寺脇さんは瞬時に踏襲し、薫の台詞に取り入れていくーー見事なコンビネーションでした。
お2人から聞き込みを受けるシーンはユーモラスで楽しかったのですが、僕は笑っているうちに懐に入られていく…。それは台本通りなのですが、やはり2人のコンビネーションにやられるのです。心底ゾッとしました。間違いなくお2人は、唯一無二のコンビです。
実は僕は今まで一度も「相棒」に出演した事がありません。それを知ると「まさか! 信じられない!」と驚く関係者もいて(そんな声もまた切なくて…)、いつしか僕は「相棒」に背を向けて生きて参りました(笑)。今回そんな僕にピッタリの、非常に複雑でやり甲斐のある役どころをいただいております。どうぞご期待下さい。
柴崎楓雅(真野正義役)
刑事ドラマが好きで、幼少期から何度も観ていた作品に参加できることに、心躍る毎日でした。
水谷豊さん、寺脇康文さんとのお芝居は緊張もしましたが、目の前で繰り広げられるお二方のお芝居に僕自身すごく興奮しました。とても貴重で幸せな時間でした。
撮影の待ち時間には、長年の相棒であるお二方とスタッフの皆さんとの会話に入れていただき、笑いの絶えない現場ですごくうれしかったです。水谷さんからは、「間のとり方がいい」と言ってもらえて胸がいっぱいになりました。
僕が演じる正義が、どのようなかたちで右京さん、亀山さんと関わるのか、ぜひ見届けていただけたらうれしいです。