高橋恭平、片想いは「あまりしたことがない」
人気少女マンガを映画化した『なのに、千輝くんが甘すぎる。』(3月3日公開)で映画単独初主演を務める高橋恭平(なにわ男子)が、本作の撮影を振り返り、自身の恋愛観などを語った。
本作は、人生初の告白で玉砕した高校2年生の真綾(畑芽育)が、陸上部のエースで学校イチのイケメン・千輝彗(高橋)に、“片想いごっこ”を提案されることから物語が展開する。周囲には塩対応なのに自分にだけ優しくて甘すぎる千輝との秘密の関係に、真綾の気持ちは次第に揺れ動いていく。
千輝による胸キュンシーン満載の本作は、高橋にとって初めての経験ばかり。「セリフで『ミッションクリア』とか、めっちゃ恥ずかったですね。あんなの言ったことないので結構照れました」と振り返り、「お姫さまだっことかも初めてした。雑誌とかの撮影でメンバーとかをお姫さまだっこすることはありますけど、ああいうシチュエーションでガッツリというのはなかったので、照れますね。男性やったら落としてもいいけど(笑)。女性だったら落とせないという怖さがあるので」と笑う。
撮影では、新城毅彦監督から「韓国系の甘めのドラマのように、甘い言葉を出すというより出ちゃうような、これが当たり前ですよ、みたいな」といった言葉を掛けられたそうで、「元々そういう作品を観ていたので。『ああいう感じね』と」と理解は早かった。
甘い千輝とクールな千輝、芝居の加減については「セリフ自体が甘かったり、行動とかも少女マンガならではだと思うので、それをそのままやるとやっぱり甘くなっちゃったりする。なので、ちょっと抑えながら」と試行錯誤を重ねた。「監督には『甘くなり過ぎたらダメ』と言われました。そういうときは『今甘くなってた』『普段のイケメンの高橋出てるよ、それ隠してほしい』とか(笑)」と撮影の裏側を明かす。
片想いがテーマである本作。高橋自身は、片想いについて「片想いは楽しいときが、苦しいんじゃないですかね。僕自身は、あまり片想いをしたことないからわからないですけど、確実に実るわけじゃないじゃないですか、相手にかかっているわけで。難しいところですね。駆け引きみたいなのが楽しかったりするんじゃないのかな」と持論を述べる。
また、本作のように恋のライバル・手塚颯馬(板垣李光人)が実際に現れた場合、千輝とは正反対の意見のようで「速攻譲ります」と食い気味に回答。「自分的には、やっぱり引き下がった方が次の恋が実りやすいのかなと。バチバチなったら、どちらかは実らないわけじゃないですか。より想いが深いほどしんどいので引きますね。ハイ、やめまーすと」と冷静だ。「もともと仲良かったのに、それきっかけで仲が悪くなるのは嫌なので。特に仲良い子と被っとったら、一番嫌ですね。気まずいのが一番嫌いなので」と語っていた。
ちなみに、人を好きになるのに時間がかかるタイプ? という問いには、「B型なので、ハマればハマります。飽きれば飽きます。その瞬間、その瞬間の感情なんですよね。“恋愛はこう”みたいなのがないので、変わっていきます」と答えていた。(編集部・梅山富美子)