ミシェル・ヨー、思わず放送禁止用語ポロリ…受賞スピーチで感極まる
現地時間26日、第29回全米映画俳優組合賞(SAG賞)の授賞式が米・ロサンゼルスで行われ、映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(3月3日全国公開)のミシェル・ヨーが主演女優賞を受賞した。受賞スピーチで感極まったミシェルは、思わず放送禁止用語を使用する一幕があった。
【動画】ミシェル・ヨーが思わず「F**k」 SAG賞授賞スピーチ(英語字幕あり)
マルチバースで得た能力を駆使して戦うコインランドリーの経営主・エヴリンを演じたミシェルは、アジア人で初めて同部門を受賞。プレゼンターのジェフ・ブリッジスに名前を読み上げられ、涙をこらえながら壇上に上がったミシェルは「今話せば心臓が爆発しそう」と切り出し、「誰もがローラーコースターのような浮き沈みある人生を経験していると思います。でも、大事なのは諦めないことです」と強調する。
感情が込み上げたのか、出席者に背を向けたミシェルは「S**t…F**k!」と思わず放送禁止用語を口にすると、客席からは大きな拍手と歓声が巻き起こる。「ありがとう! ありがとう! ありがとう! この賞は私のものだけではありません。私のような女の子たちに捧げる賞です」と続け、「私たちは、自分がしていることを愛しているからこの場にいます。これからも止まりません。今日、ここに座席を用意してくださりありがとうございます。みんなに見てほしいし、聞いてほしい。今夜、私たちが不可能ではないことを証明してみせました。私の母も永遠に喜んでくれることでしょう」と締めくくった。
全米映画俳優組合は、組合員の多くがアカデミー会員であることから、オスカーの結果がSAG賞と重なることも多い。本作は主演女優賞のほか、最高賞となるキャスト賞、助演男優賞(キー・ホイ・クァン)、助演女優賞(ジェイミー・リー・カーティス)も獲得しており、また一歩オスカーに近づいた。(編集部・倉本拓弥)