『湯道』に家元の小山薫堂がカメオ出演してた
生田斗真が主演を務める映画『湯道』(公開中)に、「湯道」の家元であり企画・脚本を手掛けた小山薫堂がカメオ出演していたことがわかった。
実際には「湯道」の家元である小山が演じるのは、「湯道会館」に新たに入門する門下生役。門下生たちが並ぶシーンに登場し、定年間近の郵便局員・横山正を演じる小日向文世の後ろに座っている。小山は今回の出演経緯について「まわりに出演したい人という友人が何人かいて、出してほしいと監督にお願いしました。一緒に出演しようということになり、みんなと遠足気分でいきました」と明かした。
カメオ出演はもとより、映画出演自体が初となる小山は「一緒に出演した友人たちが、京都の重鎮ばかりだったのですが、監督からの指示があっても『この衣装を着たくない』『正座はしたくない』など、みんなワガママすぎて撮影に苦労しました。そんななかで、みんなでなだめながら撮影したものの、結局ほとんど誰も映っていませんでした」と撮影を振り返った。最後に「京都での舞台あいさつはみんな出る気満々です(笑)」と冗談めかしたコメントを寄せた。
本作は、小山が2015年に提唱し、日本の文化「お風呂」について精神や様式を突き詰める「湯道」を、『HERO』『マスカレード・ナイト』などの鈴木雅之監督が映画化。生田が主人公・三浦史朗にふんするほか、濱田岳、橋本環奈らが出演する。(今井優)