舞台「となりのトトロ」英国演劇賞の最高峰、ローレンス・オリヴィエ賞で最多9部門ノミネート
スタジオジブリのアニメーション映画『となりのトトロ』を舞台化した「My Neighbour Totoro」(「となりのトトロ」)が、英国演劇界で最も権威のある「ローレンス・オリヴィエ賞」の演出賞、主演女優賞、作・編曲賞など最多の9部門にノミネートされた。
【画像】サツキとメイの名シーンも!舞台化された『となりのトトロ』
『となりのトトロ』で音楽を手掛けた作曲家の久石譲が舞台化を提案し、宮崎駿監督がこれを快諾したことで始まった本プロジェクト。久石がエグゼクティブ・プロデューサーを務め、イギリスの名門演劇カンパニー、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)と日本テレビが共同製作し、昨年10月8日~今年1月21日までロンドンのバービカン劇場で上演された。
多くの観客の心をつかみ、ガーディアン紙の劇評で5つ星を獲得。2月12日に発表された演劇賞「第23回WhatsOnStage Awards」では最優秀演出賞など最多の5冠を達成した。
ローレンス・オリヴィエ賞2023では、演出賞(フェリム・マクダーモット)、主演女優賞(メイ・マック)、作・編曲賞(久石譲、ウィル・スチュワート)、振付賞(バジル・ツイスト ※パペット演出に対して)、舞台美術賞(トム・パイ)、衣装賞(中野希美江)、照明賞(ジェシカ・ハン・ハンユン)、音響デザイン賞(トニー・ゲイル)、エンターテインメントまたはコメディー賞でノミネートとなった。
なお、「ローレンス・オリヴィエ賞」の受賞者の発表と授賞式は、4月2日に行われる。(編集部・梅山富美子)