どうして…『アントマン3』まさかの酷評、脚本家が心痛
映画『アントマン』シリーズ第3弾『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(公開中)に多数の酷評レビューが寄せられていることについて、脚本を執筆したジェフ・ラヴネスが The Daily Beast に心境を明かした。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)フェーズ5の開幕作として、アントマンと征服者カーンの戦いを描いた本作。『アベンジャーズ』第5弾『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題) / Avengers: The Kang Dynasty』に直結する重要作でもあるが、米大手映画批評サイト「ロッテントマト」の批評家スコアは、3月2日時点でMCUワースト2の48%(観客スコアは83%と高評価)。全米公開2週目にして、興行成績がMCU史上最大となる前週比69.9%ダウンを記録するなど、興行面でも苦戦を強いられている。
厳しい声が届く結果に、ラヴネスは「正直なところ、ああいったレビューに驚いています」と告白。「すごく落ち込みました……。いいレビューとは言えなかったので『どうして……?』と思いました」と大量の酷評レビューは想定外だったという。
アベンジャーズの次なる敵・カーンのMCUデビューを描きながら、量子世界を舞台にワスプの母ジャネットの過去などを盛り込んだラヴネス。「ジョナサン・メジャース(カーン役)やミシェル・ファイファー(ジャネット役)のために執筆した脚本には、誇りを持っています。いい内容だと思いました。だからこそ、すごく落ち込みましたし、悲しいです」とショックを隠せない。
酷評レビューが出回った後、ラヴネスは一般客の上映会に参加。劇中のジョークで観客が笑っている姿を見て「ちくしょう! レビューが間違っていたんだ! 私は正しい! モードックは最高!」と自信を取り戻したと明かしている。(編集部・倉本拓弥)