高石あかり&伊澤彩織『ベイビーわるきゅーれ』で人生が変わった ファンアートに感激
映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』の完成披露舞台あいさつが7日、池袋シネマ・ロサで行われ、高石あかり、伊澤彩織、丞威、濱田龍臣、阪元裕吾監督が登壇。高石と伊澤は、2021年に公開された前作『ベイビーわるきゅーれ』で大きく人生が変わったとしみじみ語った。(高石あかりの「高」は「はしごだか」が正式表記)。
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本作は、二人組の殺し屋女子が社会になじもうと奮闘する姿を、オフビートな笑いと本格アクション満載で描いた『ベイビーわるきゅーれ』の続編。スゴ腕の殺し屋でありながら、日々の出費に悩む杉本ちさと(高石)と深川まひろ(伊澤)が、2人を狙う殺し屋兄弟に立ち向かう。
公開当初は3館からスタートしたという1作目のヒットを経て、劇場数が数倍になったという第2弾。阪元監督が「公開規模が大きくなって足が震えています」と胸の内を明かすと、高石も「いろいろなところで『映画を観た』と言ってくださる方がいて、わたしにとっては人生を変えてくれた作品。Twitterをのぞけば、たくさんのファンアートが溢れていて、どうしてこんなにも作品を愛してくださるんだろうとびっくりすることばかり」と反響の大きさをしみじみと語る。
伊澤も「まだ続編の予告しか出ていないのに、たくさんの“ベビ絵”を描いてくださるのを見ました」と感激の表情を浮かべると「こんなに愛情をもらっていいのかと戸惑うぐらい。前作を観てくださった方からもたくさんお手紙をいただき、本当に勇気づけられることが多いんです」とかけがえのない作品になったことを明かす。
続編が決まった際、高石は「パート1を作っている最中に、監督と伊澤さんと続編の話をしていたのですが、そのときは“もしも”話だった。映画が公開され、続編を期待する声をいただいていたので、パート2が決まったときは『来たか!』という思いでした。皆さんに声に応えることができて嬉しかった」と興奮気味に語る。
一方の伊澤は「パート1を超えなくてはというプレッシャーがありました。そのときは、まだ対戦する相手が決まっていなかったのですが、『丞威くんだよ』って聞いたときは、わたしがアクションを始める前から、『TOKYO TRIBE』などで、すごいアクションをされていたので、一緒に戦えることが嬉しかった」と羨望の眼差しを向けていた。
阪元監督は「最初はもっとシリアスで、みんながかわいそうになる話だったのですが、映画館でお客さんに笑ってほしいという思いがあったので、こういう作品になりました」と裏話を披露すると、本作から登場した濱田と丞威の起用理由について「前作のラストバトルと比べられるだろうなと思って。(前作の敵役)三元雅芸さんに対抗できるのは丞威さんしかいないなと。濱田さんはやっぱりガタイの良さと、お顔の素晴らしさですね」と発言し、会場を笑わせていた。
その濱田は「殺し屋」という肩書の役柄は初めてだったと明かし「最初、“殺し屋”と聞いたときは、戸惑いが半分以上ありましたが、台本を読んですごく素敵な役だな」と前向きに臨んだことを述懐。撮影で挑んだガンアクションについて「これまで特撮に出ているときも実銃を使ったことがなかったので、『これが銃か』って思いました。持った時の重さもズシリと身に沁みました」と語っていた。(磯部正和)
映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』は3月24日より全国順次公開