目黒蓮、まさかのハプニング振り返る 大泉洋と爆笑の掛け合い
第46回日本アカデミー賞
第46回日本アカデミー賞で優秀助演男優賞を受賞した目黒蓮(Snow Man)が、スピーチ時に会場にいた共演の大泉洋と息の合ったやりとりを繰り広げて場内を沸かせた。
【画像】二宮和也、有岡大貴、松村北斗、目黒蓮らレッドカーペットの様子
『月の満ち欠け』で優秀助演男優賞と新人俳優賞を受賞した目黒。本作は、『鳩の撃退法』などの原作で知られる佐藤正午の直木賞受賞作を大泉洋主演で実写映画化。愛する妻子を亡くした主人公(大泉)の数奇な運命を描くストーリーで、目黒は27年前に人妻・正木瑠璃(有村架純)と許されぬ恋に落ちた青年・三角哲彦を演じた。
本作で大学生から39歳までを演じ分けた目黒は「(三角の)二十歳ぐらいの時は自分と似ている部分があったんですけど、39歳の時はお芝居の中でどう年をとらせてみせるか。話し方だったり姿勢だったり、気を使って。本番当日の日に髭を生やしていったんです。で、監督に当日見てもらって決めようと。なんですけど、メイク室でメイクさんが勢い余って剃っちゃったんですよ。で、なくなってしまって、無しで行きました」とまさかのハプニングを披露。
主演の大泉との共演については「僕が多分緊張しているのに気づいて、メイク室で“アイドルってどうなの?”とかたくさん話して下さって。緊張がほぐれて感謝しています」と感謝するも、会場いた大泉は話を振られると「本当に残念な失敗だったなと」とツッコミを開始。
「髭って大体の役者が自分で剃るから。どうしてそんな大事なことをメイクさんに剃られたのか。またメイクさんも迷わずに一太刀でそれだけ剃ったっていうのもすごい話だなと」とまくしたてると、目黒は頬を指して「ここら辺をちょっと整えて剃るときに勢いあまってここも……」と状況説明。「監督も髭無しでよかったっていう感じだったと思うので……」と続けると、大泉は「剃ってから行ったから監督もそう言うしかないよね。この日一日しか僕と君のスケジュールはなくて、今から生やせって言ったって無理なわけだから。監督も無しで行こうって言うしかなかっただろうな」とまたしてもツッコミ。
「確かにそうですね……」と納得した様子の目黒に、大泉は「今気づいたような顔して……」と揉めるそぶりを見せ、司会者を「最高のコンビネーション」と言わしめた。
司会の一人である有村架純との共演については「引き出しが多すぎて、自分はその有村さんにたくさん引き出していただいて。なんか自分も新しい引き出しを見つけられたような気がしてとても感謝しています。ありがとうございます」と感謝しきりの目黒。有村は照れ臭そうに「こちらこそありがとうございます」とほほ笑んでいた。
優秀助演男優賞は目黒のほか、柄本佑(『ハケンアニメ!』)、窪田正孝(『ある男』)、坂口健太郎(『ヘルドッグス』)、横浜流星(『流浪の月』)が受賞。うち窪田が最優秀賞を受賞した。(編集部・石井百合子)