助演女優賞はジェイミー・リー・カーティス!『エブエブ』監査官役で初オスカー
第95回アカデミー賞
第95回アカデミー賞授賞式が13日(現地時間12日)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のジェイミー・リー・カーティス(64)が助演女優賞を初受賞した。
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『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は、破産寸前のコインランドリーを経営する主人公エヴリン(ミシェル・ヨー)が、マルチバース(並行世界)にアクセスできるようになったこときっかけに、“別の宇宙の自分”の能力を得て悪と対峙するSFアクションコメディー。
ジェイミーが演じたのは、エヴリン家が訪れる国税庁の厳しい監査官ディアドラ。ぽっこりお腹が目立つディアドラは、強大な悪ジョブ・トゥパキに洗脳され、別次元でレスラーとして活躍する自分の能力をダウンロードし、エヴリンに襲いかかる。コメディー演技はもちろん、ミシェルやキー・ホイ・クァン(ウェイモンド役)とのアクションシーンにも挑戦。映画『ハロウィン』(1978)でのスクリーンデビューから45年かけて積み上げてきたキャリアの真骨頂とも言える名演技で、見事オスカー像を手にした。
助演女優賞には、同じく『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でエヴリンの娘・ジョイを演じたステファニー・スーもノミネートされていたが、惜しくも受賞ならず。そのほか、アンジェラ・バセット(『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』)、ホン・チャウ(『ザ・ホエール』)、ケリー・コンドン(『イニシェリン島の精霊』)も候補に入っていた。(編集部・倉本拓弥)