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佐々木蔵之介、吉高由里子と夫婦役 24年大河「光る君へ」新キャスト11名発表

紫式部の夫・藤原宣孝を演じる佐々木蔵之介
紫式部の夫・藤原宣孝を演じる佐々木蔵之介

 20日、吉高由里子主演の2024年大河ドラマ「光る君へ」の新キャスト11名がNHKより発表された。紫式部(まひろ)の夫・藤原宣孝(ふじわらののぶたか)役に佐々木蔵之介が決定したほか、黒木華瀧内公美秋山竜次町田啓太金田哲渡辺大知本田大輔益岡徹石野真子橋爪淳が出演。瀧内、秋山、金田は大河ドラマ初出演となる。

【画像】「光る君へ」相関図&11名の新キャスト

 本作は、平安時代に世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生みだした紫式部を主人公にした物語。脚本を2006年放送の大河ドラマ「功名が辻」などの大石静が担当する。キャストはこれまで、紫式部役の吉高、紫式部の生涯のソウルメイトとなる藤原道長を演じる柄本佑のほか、岸谷五朗国仲涼子高杉真宙段田安則三石琴乃井浦新玉置玲央吉田羊板谷由夏ファーストサマーウイカユースケ・サンタマリアが決定している。

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 新たに発表されたのは、紫式部(まひろ)や藤原道長と長く関わる人々、そしてドラマの前半を動かす貴族たちを演じる面々。紫式部の夫・宣孝を演じる佐々木は、本作の脚本・大石静が手掛けた2020年のドラマ「知らなくていいコト」で吉高と共演。大河への出演は「風林火山」(2007・真田幸隆役)、「麒麟がくる」(2020~2021・豊臣秀吉役)に続いて3度目となる。

 藤原道長の嫡妻・源倫子(みなもとのともこ)に黒木、もう一人の妻・源明子(みなもとのあきこ)に瀧内。道長の先輩・藤原実資(ふじわらのさねすけ)に秋山。一条朝の四納言と言われる藤原公任(ふじわらのきんとう)、藤原斉信(ふじわらのただのぶ)、藤原行成(ふじわらのゆきなり)、源俊賢(みなもとのとしかた)にそれぞれ町田、金田、渡辺、本田。倫子の父で左大臣に源雅信(みなもとのまさのぶ)に益岡、母・藤原穆子(ふじわらのむつこ)に石野。公任の父で関白の藤原頼忠(ふじわらのよりただ)に橋爪。

 作家・大石静、制作統括・内田ゆきチーフ・プロデューサーのコメントは下記の通り。(編集部・石井百合子)

作家・大石静

 黒木華さん、瀧内公美さんは、ご一緒したいと願って来た女優さんです。道長をめぐる二人の妻としても好敵手。倫子は、男だったら政治家として道長を凌駕していたかもしれない太っ腹でやり手な妻。でも小さなヤキモチもやくし、甘え上手でもあり、人間のあらゆる面を併せ持つ多面的な人柄です。黒木さんの演技力で縦横無尽に演じて欲しいです。瀧内さんの明子は、父の失脚で薄幸の人生を生きながら、復讐の念をふつふつと抱いています。でもそれを表さずにいるうちに、自分でも何を望んでいるのかわからなくなるような複雑な女心の持ち主。映画で見る大胆な演技力で、魅力的な明子を見せてくれると思います。ロバート秋山さんも念願中の念願キャスト! これまで何度も玉砕して来たのはユースケ・サンタマリアさんと同じです。やっとご一緒出来てうれしい限り。思いっきり好き勝手にやって欲しいです。まひろの夫となる宣孝は、ぜひとも蔵之介さんにやってもらいたいと思いました。道長とは違うタイプですが、道長も宣孝もやさしさと残酷さを併せ持ち、清濁併せ呑むタイプの男です。まひろの闇を何もかも知りながら妻にするオトナで怖い蔵之介・宣孝。想像するとゾクッとしますね。一条帝時代の四納言は、このチームこだわりの高身長、面長、美貌の4人。道長に逆転されて、部下として仕えるようになる公任、斉信の町田啓太さん、はんにゃ金田さんには、抜きつ抜かれつのサラリーマン的悲哀を面白おかしく演じて欲しいです。行成は道長につくしまくり、道長と同じ日に死ぬという宿命の部下。書きながら、渡辺大知さんがどんな感じに切なく演じてくれるかな……とあれこれ想像しています。思うことが沢山あって書ききれないですが、素敵なキャストが揃って、台本もしっかり書かねばと、身の引き締まる毎日です。す。

制作統括・内田ゆきチーフ・プロデューサー

 紫式部(まひろ)や藤原道長と長く関わる人々、そしてドラマの前半を動かす貴族たちを演じる皆さんを発表いたしました。特別な絆で結ばれている紫式部と藤原道長ですが、それぞれの配偶者が加わって展開していく人間模様、是非ご注目ください。平安の男女は優雅なうえにもアクティブで、お互いに影響を与えながら濃密な人生を生きていました。喜んだり悲しんだり、笑ったり怒ったりと、人間くさい魅力にあふれた平安貴族たちを、個性豊かな俳優陣がどのように演じられるか、どうぞお楽しみに。

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