実写版『おしゃれキャット』の監督が決定!
ディズニー・アニメーション映画『おしゃれキャット』の実写映画版の監督が決まったと The Hollywood Reporter などが報じた。メガホンを取るのは、第94回アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞に輝いた『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』のアミール・“クエストラヴ”・トンプソン監督だ。
トンプソンはヒップホップバンド「ザ・ルーツ」のドラマー兼フロントマンで、6つのグラミー賞を手にしているアーティスト。監督を務めた音楽ドキュメンタリー『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』(2021)も高く評価されており、『おしゃれキャット』実写版で劇映画監督デビューを果たすことになる。ジャズがフィーチャーされた同作で、トンプソンは製作総指揮と音楽監修も担当するという。
脚本を執筆しているのは、ハリウッド実写版『ピーターラビット』シリーズの監督・脚本・製作を務めたウィル・グラックと、ピクサー映画『2分の1の魔法』の脚本家キース・ブーニンだ。
『おしゃれキャット』(1970)は、飼い主の老婦人から莫大な遺産を相続することになった美しい雌ネコ・ダッチェスと3匹の子ネコたちの物語。遺産を狙う執事によって郊外に置き去りにされてしまったネコたちが、野良ネコのオマリーに助けられて再びパリに戻ろうとする姿を描く。特にダッチェスの子ネコのうちの1匹であるマリーは、さまざまなグッズになるなど現在でも人気がある。(編集部・市川遥)