是枝裕和監督×坂元裕二脚本『怪物』ストーリーの一部が明らかに!ポスタービジュアル公開
『万引き家族』でカンヌ国際映画祭最高賞パルム・ドールに輝いた是枝裕和監督と、映画『花束みたいな恋をした』やドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」などの脚本家・坂元裕二が組んだ映画『怪物』(6月2日公開)。本作のポスタービジュアルが公開されると共に、ストーリーの一部が明らかになった。
是枝監督にとって、ソン・ガンホにカンヌ国際映画祭男優賞をもたらした韓国映画『ベイビー・ブローカー』(2022)以来の新作となる本作。音楽を、日本人初となるアカデミー賞作曲賞を受賞した『ラストエンペラー』や『レヴェナント:蘇えりし者』などの坂本龍一が担当。キャストに安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太、高畑充希、角田晃広、中村獅童、田中裕子らが名を連ねる。
今回、舞台並びにストーリーの一部が明らかに。舞台となるのは大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子どもたちが平穏な日常を送っている。そんなある日、学校でケンカが起きた。よくある子供同士のケンカに見えたが、彼らの食い違う主張は次第に大人や社会、メディアを巻き込み、大事になっていく。そしてある嵐の朝、子供たちが忽然と姿を消す。各キャストの役柄は未発表。
ポスタービジュアルは赤を基調にしたデザインで、黒川想矢、柊木陽太が演じる泥だらけの少年に加え、安藤サクラ、永山瑛太、田中裕子ら主要キャストを収めたもの。タイトルの間には「だーれだ」という意味深なコピーが配置されている。
本作は2022年の春夏に撮影を終え、現在ポストプロダクション中。(編集部・石井百合子)