ユアン・マクレガーの初来日は『プーと大人になった僕』だった
31日、金曜ロードショー(日本テレビ系、よる9時~)で「くまのプーさん」を実写化した映画『プーと大人になった僕』(2018)が放送される。本作は、主演を務めたユアン・マクレガーが初来日した記念の作品として知られている。
来日していないことで有名だったユアンは、実は一部で「もしかして日本が嫌いなのでは?」という噂がささやかれていた。というのも、ユアンほどの人気俳優にもかかわらず、一度も公式に来日していないのは珍しいことだったから。事実、2001年に公開された映画『ムーラン・ルージュ』では共演者のニコール・キッドマンのみが来日した。2002年に公開された映画『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』では主演のヘイデン・クリステンセンのみが来日した。2005年に公開された映画『アイランド』でマイケル・ベイ監督が来日した時も、主演のユアンはロンドンからの衛星回線で会見に参加した。
それ以降も『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005)、『フィリップ、きみを愛してる!』(2009)、『砂漠でサーモン・フィッシング』(2011)、『美女と野獣』(2017)など数多くの話題作に主演、または出演するも、来日が実現することはなかった。
しかし、2018年に公開された『プーと大人になった僕』のプロモーション時についに初来日を果たした。空港には500人のファンが詰めかけ、ジャパンプレミアでは250人のファンと触れ合った。シネマトゥデイのインタビューに応じた際、噂について「みんなにそう思われてしまうくらい、日本に来られなかったのを恥じているんだ(笑)。全くもって個人的な理由があったわけじゃないんだよ。もともと僕は旅をすることが大好きだし、今回の来日も、本当に楽しみにしていたんだ。それと、日本のみんながフレンドリーに歓迎してくれたおかげで、心から温かな気持ちになれたことも言っておきたい。また日本に戻ってきたいという思いが増したよ」とコメントしていた。
『プーと大人になった僕』は、「100エーカーの森」でプーさんや森の仲間たちと友情を育んだ少年クリストファー・ロビンのその後を描く物語。ユアンは大人になったクリストファーにふんする。(今井優)