「どうする家康」明智光秀&足利義昭、「麒麟がくる」との落差がすごい
松本潤が主演を務める大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜、総合・午後8時~ほか)の第13回(4/2放送)に、明智光秀(酒向芳)と足利義昭(古田新太)が初登場した。その二人の描かれ方が、大河ドラマ「麒麟がくる」(2020~2021)とは大きく違うことが話題になっている(※一部ネタバレを含みます)。
「家康、都へゆく」と題した第13回は、家康(松本)が将軍・義昭に謁見するために京へ上洛する様子が描かれる。義昭の家来として登場した光秀は、不愛想で狡かつなイメージ。家康が家族の土産にするために苦労して手に入れたコンフェイト(金平糖)を、義昭に献上するように仕向ける策略家ぶりを見せつける。しぶしぶ義昭に渡す家康の姿を見て、にやりと笑う姿は何とも腹黒い。
「麒麟がくる」で長谷川博が演じた光秀は、さわやかで聡明な青年だったことから、SNS上では「今回の明智光秀は『麒麟がくる』ことは望んでいなさそうだ」「2人を足して2で割ったのが史実の光秀かなと」「麒麟がくるの光秀は“名君”としての光秀。どうする家康の“謀略家”としての光秀を描いているのだと思う」との声が。
一方の義昭は、白塗りの顔に泥酔状態で登場し、話しの途中で居眠りをする始末。「麒麟がくる」で滝藤賢一が演じた人格者の義昭とはまるで別人だったことから、「公方さま...足利義昭さま...なんと変わり果てたお姿に」「上からタライが落ちてきそうなほどコント臭バチバチの義昭公」と驚きの声が上がった。
2作品を比べ、「“それはそれ、コレはコレ!”で割り切るべきかとも思いますが、流石に落差が大きすぎました」「歴史物は“誰フィルター”で描くかで180度違っちゃう」と描かれ方の違いを楽しむ視聴者が続出した。(今井優)