NY路上で遺体で発見された米俳優、死因が判明
昨年11月にアメリカ・ニューヨークの路上にて遺体で発見された、映画『グリーンブック』(2018)出演の米俳優フランク・ヴァレロンガ・Jr.さんの死因が、コカインとフェンタニルによる中毒死であることが判明した。現地時間10日、ニューヨーク検視局が発表した。
検視局の関係者は、フランクさんの死は不慮の事故であったと補足。アメリカでは近年、薬物乱用による中毒死者の急増が問題視されている。
フランクさんはニューヨーク・ブロンクスの路上で倒れているところを発見され、死亡が確認された。本件に関して、当時35歳だったスティーヴン・スミス容疑者が死体隠匿や自動車窃盗などの疑いで逮捕・起訴されており、フランクさんを路上に置き去ったことは認めたものの、すでに亡くなっていた状態だったと証言したという。
第91回アカデミー賞で作品賞含む3部門を受賞した『グリーンブック』は、フランクさんの父トニー・リップさんの実話がベースになっており、フランクさんは自分のおじにあたるルディ・ヴァレロンガを演じていた。(編集部・倉本拓弥)