劇場版『TOKYO MER』初めて実在の場所が舞台になった理由
鈴木亮平が主演を務める『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』(4月28日公開)は、横浜ランドマークタワーが舞台となる。ドラマ版で舞台となったのはすべて架空の施設だったが、なぜ劇場版では実在の施設が舞台となったのか?
シナリオ制作の過程において、物語に現実味を持たせたいという思いから、誰もが知るシンボリックな建物がピックアップされ、その中で“TOKYO MERチーム”が出動可能な距離であること、現地でのロケが可能なことから神奈川県横浜市の横浜ランドマークタワーが選ばれた。
プロデューサーの八木亜未は「多くの人がイメージしやすい横浜という街の、まさしく“ランドマーク”的な建物での撮影がもたらすリアリティーもそうですが、『もしランドマークタワーで火災が発生したら、どう対処するか』と消防がシミュレーションしていることを、取材に基づいて脚本に落とし込めたのが大きかったですね」と横浜ランドマークタワーを舞台にした理由を明かした。
TBS日曜劇場枠で放送された医療ドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の劇場版となる本作は、ドラマ版から2年後が描かれる。横浜ランドマークタワーで爆発事故が発生し、上層階に取り残された193名を救うため、“TOKYO MER”と“YOKOHAMA MER”の二つのチームが出動する。予告映像でも確認できる燃え盛る横浜ランドマークタワーの姿は、物語をよりリアルに感じることができる印象的なシーンとなっている。(今井優)