元超新星ユン・ソンモ、日本映画初主演で「ハマっちゃった!」
沖縄県で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭-第15回沖縄国際映画祭-」で15日、映画『ランサム』の上映が行われ、舞台あいさつに主演のユン・ソンモ、室賀厚監督らが登壇した。
【画像】ユン・ソンモ登壇!映画『ランサム』舞台あいさつの様子
本作は元・男性アイドルグループ超新星のメンバーだったソンモ演じる誘拐犯を主人公に、闇社会を舞台に身代金の争奪戦を描いたバイオレンスクライムアクション。映画『GONIN』シリーズの奥山和由が製作総指揮、『デリバリー』の室賀が監督を務めた。
本作で日本映画初主演を果たしたソンモは「ずっとオンラインでの打ち合わせが続いていたのですが、僕のことを待っていてくださいました」とコロナ禍によって3年近く日本に来ることができなかった中での準備の様子を明かした。、さらに「僕にとっては初めての日本語での演技だったんですが、共演者の皆さんもスタッフの方々もみんなが助けてくれて本当にありがたかったです。ありがとうございました」と共演者たちに向けて感謝の気持ちを伝えた。
また、映画『スコア』などガンアクションに定評のある室賀監督の作品でのアクションシーンについては、限られた時間内での撮影だったため、アクションシーンは10分前に練習してすぐに撮影に臨んだという驚きのエピソードも披露。MC陣から「そんな少ない時間であれだけのガンアクションができるってすごい!」とほめられるも、「共演の皆さんが合わせてくれたおかげです」とどこまでも謙虚な姿勢を見せた。超新星として、数年前は沖縄でパフォーマンスをしていたソンモだが、司会者から「歌とお芝居どっちが大変?」と聞かれると「どちらも大変だけど、この映画をきっかけに映画の演技にハマっちゃったから、日本でもっと活躍したいです」と俳優活動への意気込みを語った。
「座長がソンモさんだし、アジアンテイストばりばりな作品ができたらいいなと思って撮影しました」という室賀監督は、「韓国の俳優さんを主役に迎えるのはじめてで、コロナ禍でずっとリモートでの準備だったので正直大変ではありました。でもソンモさんもおっしゃったようにギリギリの時間の中で、いいチームワークで、ソンモさんをかっこよく撮れたと思います」と満足げ。フォトセッションでは、今回がワールドプレミアということでサプライズで駆けつけたという女優の中原翔子らキャスト陣も登壇し、ソンモも共演者たちとの久しぶりの再会に笑顔を見せた。(取材・文:森田真帆)
「島ぜんぶでおーきな祭-第15回沖縄国際映画祭-」は4月16日まで沖縄県内の各会場で開催中
映画『ランサム』は7月21日より全国公開