アリエル役は豊原江理佳!実写版『リトル・マーメイド』吹替版声優が発表
ディズニー実写版『リトル・マーメイド』(6月9日全国公開)に登場する主人公・アリエルの日本語吹替を、女優の豊原江理佳が担当することが決定した。あわせて、声優決定の瞬間を捉えたサプライズ動画と、豊原が歌唱する名曲「パート・オブ・ユア・ワールド」日本語版の音源も公開された。
【動画】豊原が歌唱!名曲「パート・オブ・ユア・ワールド」音源入り映像
ディズニーの名作アニメーション『リトル・マーメイド/人魚姫』を、『シカゴ』などのロブ・マーシャル監督が実写化した本作。人間の世界に憧れを抱く海の王女・アリエルは、人間の王子・エリックとの運命的な出会いによって、海の魔女・アースラと恐ろしい取引を交わす。それは、3日間だけ人間の姿になれる代わりに、世界で最も美しい声をアースラに差し出すことだった。
実写版ディズニープリンセスの吹替はこれまで、昆夏美(『美女と野獣』ベル役)や木下晴香(『アラジン』ジャスミン役)など、圧倒的な歌唱力を持つミュージカル女優が担当してきた。アリエル役の豊原も、同じくミュージカルやドラマで活躍中。2008年に上演された「アニー」の主人公・アニー役でデビュー後、ニューヨークに単身留学し、本格的に演技を学んでおり、舞台「ピーター&ザ・スターキャッチャー」やミュージカル「The Fantasticks」などの話題作に多数出演している。
公開された動画では、声優オーディションの再面談としてスタジオに呼ばれた豊原に、サプライズ報告を実施。モニターに映画の映像が流れた後、「アリエル役 豊原江理佳様に決定!!」というテロップが表示されると、豊原は感極まり涙を流す。吹替版の歌唱監督と台詞監督は、「アリエルの可憐さや好奇心、品の良さが全部(豊原の)声にのっていた」「台詞にもとても心がこもってました」と彼女の声の演技に太鼓判を押す。
さらに、映画でアリエルを演じたハリー・ベイリーからも祝福のメッセージが寄せられ、「アリエル役おめでとうございます! あなたの素敵な歌声と共に、日本の皆様に『リトル・マーメイド』の魅力が届くことを楽しみにしています。自分を信じて飛び込んでいけば、あなたはきっと沢山の人の心を動かせると思います」と豊原にエールを送った。
幼少期から『リトル・マーメイド』が大好きな豊原は、「本当に(アリエル役を)強く望んでいました。やりたかったので、今も信じられないですね。嬉しいとか、びっくりしたという感情もまだ湧かないくらい感激しています」と笑顔。作品を象徴する名曲「パート・オブ・ユア・ワールド」については、「アリエルが人間の世界に行きたいという強い憧れを一番に感じます。私達も強く感じることのある気持ちだと思うので、共感できるし、(映像の中でも)そこに手を伸ばしていくアリエルが凄く印象的です」とアリエルへの共感の気持ちを語っていた。(編集部・倉本拓弥)