暴行容疑で逮捕の『アントマン』カーン俳優、問題はさらに深刻に…複数の被害女性たちが名乗り出る
暴行とハラスメントの容疑で逮捕されたマーベル映画『アントマン＆ワスプ：クアントマニア』のジョナサン・メジャースの問題が、さらに深刻になってきている。彼からDVを受けたという別の女性たちも名乗りを上げ、現地時間5月8日に行われる公判を前に、マンハッタン地方検事局と協力しているのだという。Varietyが報じた。
メジャースは3月25日、米・ニューヨーク州でガールフレンドとみられる女性に暴力を振るったとして逮捕。被害者は頭や首を負傷し、病院へと搬送された。メジャースの弁護士は無罪を主張しており、被害者が事件後に送ったという“自分にも非があることを認めるメール”も公開したが、状況は好転せず、複数の作品やキャンペーンをクビに。先日には、マネージメント会社 Entertainment 360 からも契約を解除されていた。
複数の被害者がいるとの今回の報道を受け、メジャースの弁護士は「ジョナサン・メジャースは無実であり、誰も虐待していません。われわれは、告発は虚偽であることを示す、反論の余地のない証拠を地方検事に提出しました。われわれは、彼の潔白が完全に証明されると確信しています」と声明を出した。検事はコメントしていない。
メジャースがマーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）で演じている征服者カーンは、今後のMCUのメインヴィランとなることが明らかになっている。彼はすでにドラマ「ロキ」シーズン2の撮影を終えているほか、2025年公開の『アベンジャーズ』シリーズ第5作『アベンジャーズ：ザ・カーン・ダイナスティ（原題） / Avengers: The Kang Dynasty』、そして2026年公開の第6弾『アベンジャーズ：シークレット・ウォーズ（原題） / Avengers: Secret Wars』への出演が決まっている。今までのところ状況を静観しているマーベルが、この問題にどう対処するのか、注目されている。（編集部・市川遥）