福山雅治、大泉洋の引き出しの多さを絶賛「大泉さんとのお芝居は楽しい」
福山雅治が22日、都内で開催された日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」(TBS系、4月23日より毎週日曜よる9時~放送)のプレミア試写会に大泉洋と共に出席。13年ぶりとなる大泉との共演に「さまざまな場数を踏んできて、引き出しも多い」と俳優としての能力を絶賛した。この日のイベントには福山と大泉をはじめ、永瀬廉(King & Prince)、今田美桜、松尾諭、奥智哉、吉田羊、上川隆也も参加した。
【写真】福山雅治、大泉洋、永瀬廉、今田美桜ら登場!「ラストマン-全盲の捜査官-」プレミア試写会
本作は、全盲の人たらしFBI捜査官・皆実広見(福山)と犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事・護道心太朗(大泉)がバディを組んで難事件に挑んでいく1話完結のオリジナルストーリー。脚本を「グランメゾン東京」「TOKYO MER~走る緊急救命室~」「マイファミリー」などの日曜劇場作品を手掛けてきた黒岩勉が務める。
第1話を鑑賞したばかりのファンの前に登場した福山。「台本をいただいたときから、手ごたえを感じていた作品」と胸を張ると「こうして第1話をご覧いただけたことが本当に嬉しいです」と笑顔を見せる。
福山が演じたのは、全盲の捜査官という難役。「皆実広見という人間の気持ちだけを考えてお芝居をしても追いつかない」と語ると「衣裳とか髪型、動きなど人物造形の力を借り、実際目が見ない人の動きを監督やプロデューサー、カメラマンさんなどと相談しながら作っていきました」と普段の役とは違うアプローチ方法を試みたという。
さらに福山は「パッと現場に入って、すぐにできる俳優ではないので。撮影に入る前から、白杖を持たせてもらい、間取りが分かっている自宅で、目を閉じて生活をしてみました」と徹底して全盲という特徴を体にしみこませた。
そんな福山とバディを組むのが大泉演じる堅物の刑事・護道。大泉は「宣伝などでバカ話をしていますが、私が演じる護道は、シリアスな役であまり面白いことを言う人物ではないんです。けっこう乱暴的な言葉も使う。私の新しい一面を見ていただければ」とアピール。
続けて大泉は「私に乱暴なイメージはないですよね?」と客席に問いかけると「でも乱暴な自分がどこかにいるかもしれない。今後はワイルドな感じでタンクトップに革ジャン、どくろやトゲトゲでもいいのかも」とイメチェンを期待していた。
福山と大泉は、公私ともに親交があることは多く知られているが、俳優として作品を共にするのは、大河ドラマ「龍馬伝」以来、13年ぶりとなる。福山は「大泉さんとのお芝居は楽しい」と笑顔を見せると「舞台や映像作品と、さまざまな場数を踏んでいるので、引き出しも多い。現場でいろいろなアイデアを出してくれるので面白い」と評価。
大泉は「『龍馬伝』は初めて大河ドラマで、共演と言っても、ちゃんと絡めた記憶がない」と当時を振り返ると「私も50歳になってやっと福山さんとしっかり共演ができるようになったという感慨があります」としみじみ語っていた。(磯部正和)