『ミッドサマー』監督×ホアキン・フェニックスのヤバすぎホラーがランクイン
全米ボックスオフィス考
先週末(4月21日~4月23日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、『ミッドサマー』のアリ・アスター監督と『ジョーカー』のホアキン・フェニックスがタッグを組んだホラー映画『ボー・イズ・アフレイド(原題) / Beau Is Afraid』が興行収入282万6,793ドル(約3億7,000万円)を上げ、9位にランクインした。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル130円計算)
【動画】不穏すぎ…『ボー・イズ・アフレイド(原題)』海外版予告編
前回、わずか4館での公開ながら初登場15位に入っていた『ボー・イズ・アフレイド(原題)』。そこから965館まで公開館を増やし、公開2週目でトップ10入りを果たした。偏執症の男(ホアキン)が母親のもとへ帰ろうと壮大な旅に出る姿を描く同作は、道徳的な道から外れた大胆なR指定ホラーコメディー。上映時間は2時間59分という大長編だ。配給のA24は「批評家と観客の間で、『ボー』はすでに数えきれないほどの情熱的な議論を巻き起こしています」と喜び、これまでのアスター監督作と同様に「今後、数週間、数か月、数年と、寿命が長い作品になるでしょう」とコメントしている。
興収5,993万940ドル(約78億円)を上げて3週連続となる1位に輝いたのは、アニメーション映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』。累計興収は4億3,603万550ドル(約567億円)だ。2位には『死霊のはらわた』シリーズ最新作『イーヴォル・デッド・ライズ(原題) / Evil Dead Rise』、3位にはガイ・リッチー監督のアクションスリラー『ザ・コヴェナント(原題) / The Covenant』が初登場となった。(編集部・市川遥)
4月21日~4月23日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
2(初)『イーヴォル・デッド・ライズ(原題) / Evil Dead Rise』
3(初)『ザ・コヴェナント(原題) / The Covenant』
4(3)『ジョン・ウィック:コンセクエンス』
5(6)『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』
6(5)『AIR/エア』
7(2)『ザ・ポープス・エクソシスト(原題) / The Pope's Exorcist』
8(4)『レンフィールド(原題) / Renfield』
9(15)『ボー・イズ・アフレイド(原題) / Beau Is Afraid』
10(7)『すずめの戸締まり』