内村光良監督『夏空ダンス』公開決定 復興中の故郷・人吉球磨オールロケの青春映画
内村光良(ウッチャンナンチャン)の監督最新作となる短編映画『夏空ダンス』が、6月30日より九州地方のイオンシネマで2週間限定公開される事が決定し、ポスタービジュアルと特報映像が公開された。
本作は、『ピーナッツ』(2005)、『ボクたちの交換日記』(2013)、『金メダル男』(2016)などの長編映画を手掛けてきた内村が、初めて故郷・熊本県人吉市を舞台に撮影した短編作品。故郷を襲った大きな地震、そして水害。今も復興の途上にある人吉球磨地域を舞台に、ダンスで夢を叶えたいと願い未来に向かって進む高校生たちを描く。
主演を務めるのは、内村のレギュラー番組「世界の果てまでイッテQ!」内で取り組んでいるダンス部企画で、神奈川のダンスチームのメンバーとして活動していた島雄こなつ。10代の煌めきと才能に内村の思いが呼応し、「人吉で生まれたダンサー志望の女の子」の物語が誕生した。
共演には、倉島颯良、吉川康太などフレッシュな顔ぶれに加え、飯尾和樹、長谷川朝晴、原慎一、映美くらら、北村一輝、ムロツヨシ、松重豊などの豪華キャストが集結した。監督の内村も主人公の父親役で出演しており「私の故郷 人吉・球磨の街を舞台に、ダンスに夢や想いを賭ける女子高生達の物語です。熊本豪雨から2年後の街の、ありのままの景色を映像として残せたのもよかったかなと思っています。47分の青春映画。 たくさんの方に観て頂きたいです。よろしくお願いします」とコメントを寄せている。
公開されたポスタービジュアルには、青い空と水の手橋を背景に、なくなってしまった中川原の緑の地を踏みしめながら、笑顔で踊る12人の高校生たちが。また、特報映像では、主人公・夏子(島雄)のソロダンスや夜空に上がる花火をバックにしたダンスなど、躍動する高校生たちの姿が映し出されている。(編集部・入倉功一)