夢見る少女がシリアルキラーに…『ミッドサマー』A24製作ホラー『パール』公開決定
映画『ミッドサマー』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』など斬新で独創的な作品を連発するスタジオ・A24が製作する新作ホラー『Pearl パール』が7月7日から日本公開されることが決定した。
本作は、華やかな世界に憧れるダンサー志望の少女が、無慈悲かつ凶悪なシリアルキラーへと変貌するスラッシャー映画。田舎の農場で若者たちを血祭りにあげる老夫婦を描いた、2022年公開のホラー『X エックス』の前日譚(たん)となり、殺人老婆パールを特殊メイクで演じた女優ミア・ゴスが、若き日のパール役を務める。
両親の歪んだ愛情と愛への渇望、そして抑圧された日々により狂気の道を歩むパールを描いた本作は、あのマーティン・スコセッシ監督も魅了し「ワイルドで魅力的。我々をもてあそぶ傑作!」と絶賛。現在製作中の最終章『マキシーン(原題) / MaXXXine』を含め、A24初の3部作となることでも注目を浴びている。
無垢な笑みを浮かべるパールを捉えた日本版ビジュアルは、グラフィックデザイナー大島依提亜によるもの。日本向けにロゴも新たに作成したもので、テーマカラーの「赤」が映えるヴィンテージ感ある仕上がり。また予告編は、マリリン・モンローが歌ったことで有名になった楽曲「I Wanna Be Loved By You(愛されたいのに)」のアレンジ曲が印象的に使用され、スターを夢見る無邪気な少女が、残虐な殺人鬼へと変遷していく姿が映し出されている。
監督・脚本は『X エックス』に続いてタイ・ウェストが担当、また主演のミア・ゴスが、脚本とエグゼクティブプロデューサーとしてもクレジットされている。(編集部・入倉功一)
映画『Pearl パール』は7月7日よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開