マリオの映画に“隠れミニオン”はいる？プロデューサーに聞いてみた
映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』（公開中）のプロデューサーを務めた米イルミネーションのクリス・メレダンドリCEOが来日インタビューに応じ、本作に散りばめられているイースターエッグ（隠し要素）について語った。
『怪盗グルー』『SING／シング』シリーズなどで知られるイルミネーションが任天堂とタッグを組み、世界的大ヒットゲーム「スーパーマリオブラザーズ」の世界観を3DCGでアニメーション映画化した本作。劇中には「スーパーマリオ」や任天堂作品に関する小ネタが盛り込まれており、懐かしのタイトルや意外なキャラクターたちが随所に隠れている。
イルミネーションが制作した作品には、『怪盗グルー』シリーズなどで活躍する看板キャラクター・ミニオンが度々カメオ登場している。マリオたちが住む世界にも同様に、“隠れミニオン”が存在するのか？ クリスは「実は、スタッフは誰も答えを教えてくれないんです」と残念そうに回答する。
「ミニオンが隠れているのは、私たちの映画ではよくあることです。私が知る限りでは、オープニングクレジット（イルミネーションのロゴ映像）以外で、ミニオンは登場していないはず。もし他に見つけることができたら、私に知らせてください！（笑）」
任天堂のゲームを愛するスタッフたちが集結して制作された本作。それだけに、イースターエッグの量は膨大で、クリス自身も正確な個数はわからないという。「イースターエッグの案を考えたり、決定するプロセスは、本作において最も楽しい過程でした」とクリスは語る。
「小ネタは必ずしもストーリーに結びつける必要はありません。存在することに意味があります。どのように画面に登場し、いかに賢い方法で見せることができるかが重要なポイントです。自由度が高い一方で、あまり多く盛り込んでしまうと観客の集中を乱してしまいます。ストーリーに集中させるには、（小ネタの登場シーンが）難しすぎるくらいが適切なのです」（取材・文：編集部・倉本拓弥）