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GW映画が盛況取り戻す マリオ映画が10日間で興収65億突破

映画週末興行成績

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』より
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』より - (C) 2023 Nintendo and Universal Studios

 5月5日から7日までの週末映画動員ランキングが興行通信社より発表され、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が2週連続で首位を獲得した。新作では銀河のはみ出し者たちから成る異色ヒーローチームを描くシリーズの3弾『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』が5位、役所広司菅田将暉が親子役で共演する『銀河鉄道の父』が7位に登場。29週目を迎えたインド映画『RRR』が圏外から9位に浮上した。

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 今年のゴールデンウィークの映画界は盛況を取り戻し、年間興行収入が2000年以降で歴代最高を記録した2019年(コロナ禍直前の年)のGW成績(集計期間4月29日~5月5日)と比較すると、動員112.6%、興収119.1%と好成績を記録した(興行通信社調べ)。『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は、週末3日間で動員174万6,000人、興収24億7,300万円をあげ、前週を上回る好調ぶり。累計成績は動員467万人、興収65億円を突破している。

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 2位から4位までは前週と変わらず、2位の『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』が週末3日間で動員85万1,000人、興収11億9,000万円を記録。累計成績は動員72万8,000人、興収103億円となり、シリーズ史上ナンバーワンの成績となった。

 3位の『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』は週末3日間で動員54万1,000人、興収7億3,700万円、累計成績は動員182万人、興収24億円を記録。4位の『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』は週末3日間で動員24万6,000人、興収3億3,400万円、累計成績は動員140万人、興収18億6,800万円となっている。

 初登場5位のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の人気シリーズ第3弾『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』は、5月3日の公開から5日間で動員43万2,000人、興収6億7,300万円。ガーディアンズチームが、銀河を完璧な世界に作り変えようとたくらむ敵「ハイ・エボリューショナリー」と対峙する。ジェームズ・ガンが引き続き監督・脚本を務め、クリス・プラットブラッドリー・クーパーヴィン・ディーゼルゾーイ・サルダナらキャストが再集結している。

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 7位の『銀河鉄道の父』は、第158回直木賞を受賞した門井慶喜の小説を映画化。無名だった作家・宮沢賢治を支えた父と家族の物語で、父・政次郎を役所広司が演じ、賢治を菅田将暉、妹のトシを森七菜、母のイチを坂井真紀が演じている。
 
 今週は、中原アヤのコミックを「HiHi Jets」の井上瑞稀主演で実写映画化する『おとななじみ』、元乃木坂46松村沙友理の主演作『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』、新田たつおの漫画を伊藤健太郎主演で映画化する『静かなるドン 前編』、ケイト・ブランシェットが女性指揮者役でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた『TAR/ター』、リーアム・ニーソンがアルツハイマー病を発症した殺し屋を演じる『MEMORY メモリー』、『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』などが公開される。(編集部・石井百合子)

【2023年5月5日~5月7日の全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)】※()内は先週の順位

1(1)『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』:2週目
2(2)『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』:4週目
3(3)『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』:2週目
4(4)『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』:3週目
5(初)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』:1週目
6(5)『THE FIRST SLAM DUNK』:23週目
7(初)『銀河鉄道の父』:1週目
8(6)『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』:10週目
9(圏外)『RRR』:29週目
10(10)『わたしの幸せな結婚』:8週目

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