『ワイルド・スピード』ヴィン・ディーゼル、トム・クルーズ参戦の可能性を語る「もう誰がファミリー入りしても驚かない」
映画『ワイルド・スピード』シリーズ最新作『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(公開中)で主人公ドミニクを演じたヴィン・ディーゼルが、映画の舞台であるイタリア・ローマで単独インタビューに応じ、先日マイアミで会ったというトム・クルーズのシリーズ参戦の可能性について語った。
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1作目から20年以上にわたって、ハリウッドの名だたる俳優たちをファミリーとして迎えてきた『ワイルド・スピード』シリーズ。通算10作目となる本作では、ジェイソン・モモア(『アクアマン』)を筆頭に、ブリー・ラーソン(『キャプテン・マーベル』)、リタ・モレノ(『ウエストサイド物語』)などが初参戦。ジェイソン・ステイサム、シャーリーズ・セロン、ヘレン・ミレン、ジョン・シナら続投組も合わせれば、『アベンジャーズ』に匹敵する豪華メンバーが集結している。
ヴィンは、先日行われたF1マイアミGPの会場でトムと遭遇しており、自身のInstagramで「(『トップガン』の主人公)マーヴェリックがドミニクと対面した」と現地で撮った写真を投稿していた。「トムと俺は同じエージェントで、何事にも都合がいいことだ」と明かしたヴィンは、「俺たちはF1で楽しい時間を過ごした」と振り返る。
次回作となる第11弾『ファストX パート2(原題) / Fast X Part 2』(2025年全米公開)は、現時点でシリーズ最終作(注:最終章は三部作になる可能性があるとヴィンは告白している)として位置付けられており、フィナーレにふさわしく大物俳優が参戦してもおかしくはない。交流があるトムがファミリー入りする可能性について、ヴィンは「将来的にどんなことが起こるか、今はわからないよ」と笑みを浮かべながら、『ワイルド・スピード』シリーズではどんなことも起こり得ると明かす。
「俺は誰がファミリー入りしても、もう驚きやしない。オスカー俳優たちも仲間に加わったし、不可能なことはない。何事もしかるべきタイミングで起こる。役者には伝えたいことがあるし、自身のフィルモグラフィーに加えたいキャラクターもあるはず。プロデューサーとしてやりたいのは、人々を迎え入れ、誇りを持てるキャラクターを任せること。このシリーズに参加した人たちはみんな、素晴らしいキャラクターを生み出してくれた」
ちなみにヴィンは以前、第11弾でロバート・ダウニー・Jrをドミニクのアンチテーゼとなる役に起用したいとVarietyで明かしていた。改めてダウニー・Jrの参戦について尋ねてみると、「ロバートも友人の一人だ。将来的にどうなるかはわからない」と返答していた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)