高橋一生、荒木飛呂彦からプレゼントに喜び爆発 「人知れず家で泣きます」
俳優の高橋一生が18日、TOHOシネマズ日比谷で行われた映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』日本最速!先行上映会に、メガホンをとった渡辺一貴監督と共にサプライズで登場。高橋は、原作者である荒木飛呂彦が本作のために描き下ろした岸辺露伴の複製原画をプレゼントされると、何度もじっくりと画を見て「人知れず家で泣きます。ありがとうございます荒木先生」と感激していた。
本作は、荒木の「ジョジョの奇妙な冒険」とスピンオフ「岸辺露伴は動かない」に登場する漫画家・岸辺露伴を主人公にしたドラマシリーズのキャスト&スタッフが、ルーヴル美術館のバンド・デシネプロジェクトために描き下ろされた荒木のフルカラー読切作品を映画化。主人公の岸辺露伴(高橋)が、「この世で最も黒い絵」の謎を追ってルーヴル美術館に赴く。
上映会に参加したのは、約1万人の応募のなか当選したファンたち。ぎっしりと埋め尽くされた会場に現れた高橋に、大きな拍手が。ゆっくりと劇場を歩いて壇上にやってくると「皆さんに観ていただく機会が迫っていると思うと、今までになくソワソワしています」と胸の内を明かす。
ネタバレ厳禁のミステリー要素満載の本作。高橋は「話せないことだらけなのですが、日本パートはすごくインパクトが強いと思います」と見どころを語る。一方、パリのルーヴル美術館での撮影についても「名だたる絵画と共にお芝居ができると思っていなかった」と感慨深い表情を見せる。
渡辺監督も「テレビシリーズの最初から、もちろん雑談レベルですが、できればルーヴルでやりたいねという話はしていたんです。それが3年後に、モナリザの絵の前で一生さんと(泉京香役の)飯豊まりえさんと雑談をしている。とても不思議な感覚でした。一生に一度のことなんだろうなと思っていました」としみじみ語っていた。
イベント後半には、サプライズ演出として原作者の荒木が描き下ろした、岸辺露伴の複製原画が高橋にプレゼントされた。渡辺監督から画を受け取った高橋は食い入るように見つめると「これはキャッツ・アイですら入れないところに厳重に保管しないといけないですね」とぼそり。さらに高橋は「イラストの下に“岸辺露伴2023”と書いてありますね。もう人知れず家で泣きます。ありがとうございます荒木先生」と喜びを爆発させた。
現場では荒木と会ったことがないという高橋。それでも「作品のなかのお芝居を観ていただき、『またぜひやってほしい』と(荒木担当の)編集の方から聞いて、気分を害されていないんだなとホッとしていました。さらに(ドラマ3期で放送されたエピソードの原作)『ホットサマー・マーサ』は、ドラマが放送されたあとに描かれた作品だったので、お芝居で文通をしているような思いでした」と会わずともコミュニケーションが取れているような感覚だったことを明かすと「今回、またこの絵でお手紙をいただいたようで感動しています」と語り、渡辺監督と共に「荒木先生、実在しているんですね」と発言し、会場を笑わせていた。(磯部正和)
映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』は5月26日より公開