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岡田准一「かすり傷はケガに入らない」 人と基準のズレを認識

岡田准一
岡田准一

 俳優の岡田准一が19日、都内で行われた映画『最後まで行く』(公開中)の初日舞台あいさつに登壇。鍛錬を積んで本作でも激しいアクションシーンをこなした岡田は、一般人と比べてケガの基準がズレていることを明かした。この日は、綾野剛広末涼子磯村勇斗柄本明藤井道人監督も来場した。

【画像】イベントの様子

 本作は、2014年に韓国で公開され観客動員345万人の大ヒットを記録した『最後まで行く』を、『新聞記者』や『ヴィレッジ』(公開中)の藤井監督がリメイク。危篤の母の元に向かう途中で事故を起こした刑事・工藤(岡田)が謎の監察官(綾野)に追い詰められていく、年の瀬の4日間の出来事を描く。

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 撮影を振り返る中、工藤の妻を演じた広末は「素手で這いつくばって、殴り合って、ケガとかはなかったですか?」と質問。綾野は自分は革の手袋をしていたものの、岡田が素手だったことや、真冬だったために「土の地面も凍ってコンクリートみたいになっていた」と過酷さを説明するが、岡田は「ケガはなかったですね」と返答。綾野が「かすり傷くらい」と続けるも、強じんな肉体を持つ岡田は「どこからがケガか? という話。僕らたぶん、ケガの基準が人より……。かすり傷くらいはケガには入れない」と話した。

 作品にちなみ、「俳優として最後まで行きますか」と問われた岡田は、「はい、行きたいと思っています。夢を追いかけながら、みなさんが『本当に面白いぜ』という作品を作っていきたい」と意気込み。アクション俳優としての地位も確立した岡田は「表現できることの形は変わっていくかもしれないけど、どこまでできるか……」とまだ見ぬ自身の姿にも期待を寄せた。

 「この映画は自信を持って、みなさんに薦めたい映画です」と力を込める岡田は、「人生がいろいろある中で、いい時間を過ごせたなと思ってもらえるものを作りたくて、頑張って仲間たちとこれからも(映画を)作っていく所存です。ぜひ応援してもらえればうれしいです」と呼びかけた。(錦怜那)

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