『ワイスピ』初登場1位で興収10億円に迫る 『マリオ』は公開24日間で91億円突破
映画週末興行成績
5月19日から21日までの週末映画動員ランキングが興行通信社より発表され、人気カーアクションシリーズの10作目『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』が『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を破り、初登場首位を獲得した。ほか新作では『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』が5位、『最後まで行く』が6位、『シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺにゅうワールド』が8位にランクインした。
初登場1位の『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』は、初日から3日間で観客動員64万6000人、興行収入9億9200万円を記録。レティ(ミシェル・ロドリゲス)と息子のブライアンと共に穏やかに暮らすドミニク(ヴィン・ディーゼル)の前に、かつてブラジルで倒した麻薬王レイエスの息子ダンテ(ジェイソン・モモア)が現れる。ジェイソン・モモアのほかオスカー女優ブリー・ラーソンも初参戦となった。監督は、『トランスポーター』シリーズなどのルイ・ルテリエ。
3週連続1位だった『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は、週末3日間で動員50万5,000人、興収7億4,300万円。累計成績は動員643万人、興収91億円を突破している。3位の『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』は週末3日間で動員25万7,000人、興収3億7,300万円。累計成績は動員827万人、興収117億円。4位の『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』は、週末3日間で動員16万9,000人、興収2億2,900万円をあげ、累計成績は動員が263万人を突破、興収が35億円に迫る。
『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』は、土日2日間の集計ながら5位にランクイン。原作アプリのDL数は500万を越え、TVアニメ・CD・ライブ・コミカライズなどが展開されたメディアミックスプロジェクト『アイドリッシュセブン』(略称:アイナナ)初の劇場ライブ・アニメーション。「IDOLiSH7」「TRIGGER」「Re:vale」「ZOOL」などの4グループがパフォーマンスを繰り広げる。
6位の『最後まで行く』は、2014年に韓国で公開され観客動員345万人の大ヒットを記録した同名映画を、『新聞記者』や『ヴィレッジ』などの藤井道人監督が岡田准一を主演に迎えリメイク。危篤の母の元に向かう途中で事故を起こした刑事・工藤(岡田)が謎の監察官に追い詰められていく、年の瀬の4日間の出来事を描く。主人公を追い詰める監察官を綾野剛が演じるほか、広末涼子、磯村勇斗、柄本明らが出演。
8位には乳幼児を対象にしたテレビ東京のアニメ「シナぷしゅ」の劇場版『シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺにゅうワールド』が登場。玉木宏が、主人公・ぷしゅぷしゅに寄り添うタオルの妖精「にゅう」の声を担当している。
今週は、荒木飛呂彦原作・高橋一生主演の『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』、『ロッキー』シリーズでロッキー・バルボアのライバルで親友でもあった、アポロ・クリードの息子を主人公にした『クリード』シリーズの第3弾『クリード 過去の逆襲』、宮沢氷魚が発達障害の画家を演じる『はざまに生きる、春』、中国の伝統芸能である獅子舞を題材にした長編アニメーション『雄獅少年/ライオン少年』などが公開される。(編集部・石井百合子)
【2023年5月19日~5月21日の全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)】※()内は先週の順位
1(初)『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』:1週目
2(1)『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』:4週目
3(2)『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』:6週目
4(3)『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』:4週目
5(初)『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』:1週目
6(初)『最後まで行く』:1週目
7(6)『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』:5週目
8(初)『シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺにゅうワールド』:1週目
9(5)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』:3週目
10(4)『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』:2週目