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北野武監督の戦国もの『首』にカンヌで笑い&スタンディングオベーション!西島秀俊「胸がいっぱい」

第76回カンヌ国際映画祭

中村獅童、西島秀俊、スタンディングオベーションに応える北野武監督
中村獅童、西島秀俊、スタンディングオベーションに応える北野武監督

 現地時間23日、第76回カンヌ国際映画祭でカンヌ・プレミアに選出された北野武監督の映画『』の公式上映が行われた。6年ぶりの監督作ということで、総立ちの鳴りやまぬ拍手で迎えられた北野監督。上映後には北野監督と、西島秀俊加瀬亮中村獅童浅野忠信大森南朋らキャスト陣にスタンディングオベーションが贈られた。

【全27枚】みんな笑顔!『首』カンヌ公式上映の様子

 戦国武将たちが本能寺の変に至るまでを大胆に活写した本作の上映では、要所要所で大きな笑いが響くことになった。羽柴秀吉役も務めた北野監督は「意外に細かいところまでウケていたので、次回作はこりゃお笑いをやらなきゃいけないな、と」と冗談めかして語る。明智光秀役を務めた西島は「映画祭での上映には何度か立ち会ってきましたけど、今までで一番素晴らしい上映だったんじゃないかと思い、感動しています。観客の皆さんがものすごく集中して、面白いシーンは全部笑って、最後まで観ていただけたので、胸がいっぱいです」と感無量だった。

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首
公式上映後、取材に応じた『首』チーム

 残虐な織田信長役を務めた加瀬は「僕もいろんな上映を観てきましたけど、映画が始まる前から監督がものすごい熱気で迎えられていて素晴らしいと思いましたし、上映中のリアクションもすごくよく、終わった後の拍手も熱気がこもっていたので、楽しんでいただけたんだと思います」と笑顔。秀吉に憧れる百姓役の中村も「フランスの方が、役者がアドリブでやったようなところでもすごく笑ってくれていたので、びっくりしたのと同時にうれしかったです」と喜んだ。

 黒田官兵衛役の浅野は「観たのは2度目だったんですけど、新たな発見というか、楽しめる部分がいっぱいあって、途中からお客さんと同じように笑っている自分がいて、家族で映画を観ているような、幸せな気持ちになれました」、羽柴秀長役の大森は「熱気にすごく感動しました。アドリブのところがウケなかったらと心配していたんですけど、しっかりウケていて、ほっとしながら観ていました」とそれぞれに上映の感想を口にしていた。(編集部・市川遥)

映画『首』は2023年秋、全国公開
第76回カンヌ国際映画祭は現地時間27日まで開催

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