大河ドラマ「光る君へ」平安神宮でクランクイン!吉高由里子、紫式部は「好奇心旺盛で多感な女の子」
2024年放送予定の大河ドラマ「光る君へ」(1月~12月)が28日、平安神宮(京都市)でクランクインを迎え、主人公・紫式部(まひろ)を演じる吉高由里子と生涯のソウルメイト・藤原道長を演じる柄本佑がコメントを寄せた。
本作は、平安中期に、のちに世界最古の長編小説といわれる「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描く物語。脚本を2006年放送の大河ドラマ「功名が辻」などの大石静、語りを伊東敏恵アナウンサーが担当する。
この日は、第4話放送予定のまひろ(吉高)ら姫たちが内裏で舞う神事の直前のシーンや、第2話放送予定の藤原道長(柄本)が弓などを持ち大内裏を見回るシーン、藤原道隆(井浦新)が部下を従えて大内裏を歩くシーンなどが撮影された。
吉高は、クランクインを迎えた心境を「これからの1年半という長い期間の初日を、ドラマにゆかりのある京都で迎えられたこと、大変嬉しく思っています。この平安神宮での撮影は、令和から平安時代にタイムリープをしたような気持ちになりました。いよいよ撮影が始まりますが、戦のない鮮やかな時代なので、ふだん見られない光景や衣装、四季を楽しめるのかなと思ってます。紫式部のキャラクターについて、それほど明るいキャラクターというイメージを持っていませんでしたが、今作は好奇心旺盛で多感な女の子になっています。まひろの成長とともに、源氏物語がどう描かれていくのか、紫式部の興味に気づいていけたらなと思っています。大石さんの情熱的な脚本を照れずに頑張って演じていきたいと思います」とコメント。
柄本は、道長初登場回の撮影について「準備段階で京都に何度も赴いて、紫式部のお墓や道長ゆかりの場所を巡ってきました。いよいよ撮影開始となり、京都が舞台の物語をまずこの京都からはじめられること、しかも今日は道長にとってもちょうどドラマ初登場のシーンの撮影で、これから一年半撮影が続く初日に、その大元となるエネルギーを頂けた感じがしていて大変光栄です。吉高さんとの2度目の共演、またはじめて共演する方も多く非常に楽しみにしています。いまのところ大石さんが書かれる脚本が、『まあ面白い』。今日は歩いているシーンの撮影でしたが、早く大石先生のセリフをしゃべってみて、自分の中にどんなことが起こるのかというのも楽しみです」と振り返った。(編集部・石井百合子)