長澤まさみ「エルピス」「鎌倉殿の13人」でギャラクシー賞受賞!大根仁監督がサプライズで祝福
長澤まさみが第60回ギャラクシー賞・テレビ部門個人賞を受賞。31日に都内で行われた贈賞式に出席し「一つ一つの仕事をやり抜くことができたのは近くで支えてくれた監督・スタッフのおかげだと改めて実感できた1年でした」と喜びと共に感謝を述べた。
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長澤は、「エルピス-希望、あるいは災い-」(カンテレ・フジテレビ系)で、冤罪事件に立ち向かうテレビ局のアナウンサーという難役を繊細かつストイックに演じたこと、また大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)では、ささやくようなナレーションが独特の雰囲気を醸し出し、惨劇渦巻くドラマに爽やかさと余韻を与えドラマ成功に大きく貢献したことが評価されての受賞となった。
長澤は「栄誉ある賞をいただき光栄です」とあいさつすると、「2022年はどっぷり作品に浸った1年になりました。作品作りというのは大変なこともたくさんあります。でもわたしが一つ一つお仕事をやりぬけたのは、近くで支えてくださった監督やスタッフのおかげだと再実感する1年でした」と周囲への感謝を述べる。
「エルピス-希望、あるいは災い-」ではアナウンサー役として、滑舌など徹底した役づくりが高く評価された。長澤は「アナウンサーとして原稿をしっかり読めないと、作品にリアリティーがなくなってしまうと思ったので、先生についていただき猛特訓しました」と明かす。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のナレーションについては「(脚本の)三谷幸喜さんから『ささやき声でやってほしい』とオーダーがありました。そのナレーションの意図が伝わるような演出をしてくださいました。わたしは三谷さんに言われるがままにやっただけなので、(受賞などは)すべて三谷さんのおかげです」と語っていた。
またこの日は、「エルピス-希望、あるいは災い-」で演出を務め、長澤とは映画『モテキ』(2011)でもタッグを組んだ大根仁監督がサプライズゲストとして登壇。大根監督は「2022年を代表する2作品にナレーション、主演として参加しているので、受賞にふさわしい」と称賛すると「ますます日本を代表する俳優になっていくと思います。20代のとき『モテキ』で一番可愛い長澤まさみを撮れた。今回『エルピス』で30代の一番格好いい長澤さんを、そして40代では、一番美しく華やかな彼女を撮りたい」と意気込みを語っていた。
ギャラクシー賞は、志ある番組を掘り起こし、制作者たちの番組作りへの情熱に光を当てて顕彰することで、現場を鼓舞し、番組の向上・発展を促すことを目的に誕生した賞。CM部門大賞には「大塚製薬カロリーメイト『狭い世界広い世界で篇』」、ラジオ部門大賞には「RBCiラジオスペシャル『ダニーボーイ・齋藤悌子、ジャズと生きる』」、報道活動部門大賞には「ドキュメンタリー教材を平和教材として活用」、テレビ部門大賞には「エルピス-希望、あるいは災い-」が選出された。(磯部正和)