ハリー・ポッター役・向井理、全174ステージ完走!舞台「呪いの子」に感謝
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」で、ハリー・ポッター役の向井理が千穐楽を迎え、コメントと舞台写真が公開された。
5月31日の夜公演にて千穐楽を迎えた向井は、オーディションを経て選ばれたハリー・ポッター役のトリプルキャストの1人として2022年8月18日にデビュー。これまで約10か月間にわたって、全174公演でハリー・ポッターを演じてきた。
向井は、「稽古から考えると一年以上ありましたが、本当にいろいろなことがありました。初めは台本だけではわからないことが多く、動き一つとっても、これまでに経験したことのないような独特な稽古を重ねて、ひとつひとつ模索しながらつくりあげてきました。どの作品でもそうですが、シリーズとして絶大な人気を誇る“ハリー・ポッター”に出演することは、殊更に生半可な気持ちでは臨めない、気を抜けない日々でした。スタッフもキャストも、真面目で、まっすぐで、一緒に芝居をしていて気持ちのいいメンバーばかりでした。ロングランだったからこそできあがったチームワークを誇りに思いますし、日本で『ハリー・ポッターと呪いの子』を演じてきた、カンパニーの一員としての自負心もあります。コロナ禍で演劇を行うこと自体が難しい状況から始まった公演でしたが、紆余曲折を経ながらも、ここまで完走できたことに、本当に幸せな環境で芝居をさせていただけたことに感謝しています。長い期間、本当にありがとうございました」とコメントを寄せている。
6月以降も藤原竜也、石丸幹二が昨年に引き続きハリー・ポッター役を務めるとともに、新ハリー役として藤木直人(7月29日初出演予定)、大貫勇輔(8月26日初出演予定)が加わる予定だ。
「ハリー・ポッターと呪いの子」は、小説「ハリー・ポッター」シリーズの作者であるJ.K.ローリングが、ジョン・ティファニー、ジャック・ソーンと共に舞台のために書き下ろした「ハリー・ポッター」シリーズ8作目の物語。小説の最終巻から19年後、父親になった37歳のハリー・ポッターとその息子・アルバスの関係を軸に物語が展開する。世界中で多くの演劇賞を獲得するなど好評を博しており、日本国内でも第30回読売演劇大賞の選考委員特別賞、第48回菊田一夫演劇大賞を受賞。本年5月には総観客数50万人を突破した。(編集部・梅山富美子)