ダブル地獄の「あなして」“MEGUMI編集長”の不倫巡る疑問に共感の嵐
話数を重ねるごとに視聴者の登場人物に対する賛否両論の感想でにぎわうフジテレビ・木曜劇場「あなたがしてくれなくても」(毎週木曜22時~)。1日に放送された第7話では、吉野みち(奈緒)と新名楓(田中みな実)、三島結衣花(さとうほなみ)と過去の不倫相手の妻(佐藤めぐみ)、ダブルの修羅場にSNS上では「見ていて胸が苦しくなる」と居心地の悪い声であふれるなか、楓の上司である川上圭子(MEGUMI)の一言が注目を浴びた。
30代~40代の女性を中心に反響を呼んだハルノ晴の累計部数830万部(電子+紙)の同名コミックを原作に、吉野みち&陽一(永山瑛太)と、新名楓&誠(岩田剛典)、2組の30代“レス”夫婦のすれ違いを描く本作。8話ではみちと上司・誠の関係がその妻・楓に知られることとなり、会社を訪ねてきた楓と対峙。同じ頃、陽一の浮気相手である結衣花は3年前に別れた男の妻に訴えられ、陽一の喫茶店で顔を合わせることとなった。
気まずい沈黙が流れる修羅場の同時進行に、ネット上では「いきなり怖い…」「地獄からのスタート」「Wで修羅場」と戦慄の声が続々。初めは「急に会社までうかがってすみません」と詫びる楓だったが、ひたすら謝り続けるみちに苛立ちながら「わからない…どうしてあなたと」「謝って済まされる問題じゃない」「どっちから誘ったんですか?」「人の家庭をめちゃくちゃにしておいてよく平気でいられるわね」と徐々に語気を強め、怒りを爆発。しかし、みちは「たかがレスごときで」の一言に思わず「たかが、じゃないです」と反論。みちがレスの苦しみを切々と吐露すると、楓は自身が誠に行ってきたことを突きつけられたように感じたのか「レスが辛いからと言って不倫が許されるわけじゃない」と席を立った。
みちと楓のやりとりには、“みちがいなくても誠とはダメになっていたのではないか”と楓に対するツッコミや、“不倫しておきながら言い返すべきではない”というみちへの批判など双方に反応が寄せられていたが、中でも沸いたのが楓が勤めるファッション誌の編集長・川上(MEGUMI)の不倫小説を巡る意見。川上は小説の中で妻と愛人の戦いがリアルだと言い、ふと「女ってさ、なんで浮気されると相手の女に怒りを向けるのかね。旦那とやりなおしたいんだったら女じゃなくて旦那と向き合うべきじゃない?」とバツイチの経験をふまえながら疑問を口にした。
川上の一言には楓もドキリとしたようで、ネット上では「正論パンチ」「その通り」「一理ある」「的確過ぎる意見」「刺さる」と圧倒的な共感を得ていた。(石川友里恵)