亀梨和也、狂気のサイコパス役で猟奇殺人犯と対決!菜々緒&吉岡里帆共演『怪物の木こり』公開決定
亀梨和也を主演に迎え、第17回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した、倉井眉介の小説を映画化する『怪物の木こり』が、12月1日に全国公開されることが決定、ポスタービジュアルと特報映像が公開された。メガホンを取るのは鬼才・三池崇史監督。亀梨が連続猟奇殺人犯に狙われるサイコパス役に挑み、菜々緒と吉岡里帆が脇を固める。
本作は、亀梨が演じる、目的のためには殺人すらいとわない狂気のサイコパス弁護士・二宮彰(にのみやあきら)が主人公のサスペンス。ある日、怪物の仮面で顔を隠し、人間の頭を斧で割って奪い去る連続殺人犯のターゲットに選ばれた二宮は復讐を誓うが、事件が世間を騒がせるなか、関係者の思惑は複雑に絡み合い、捜査は混迷を極めていく。
亀梨は、サイコパスの役づくりについて「実際に演じる時には、細かい表情や目の使い方を意識しました。サイコパスの二宮のキャラクターを作るうえで、表情や目の表現は重要なのではないかと考えて。『サイコパス』というワードは印象が強いのですが、過度に強い表現をしてしまわないよう、欲望を抑えながら演じました」とコメント。
そんな亀梨と初タッグを組んだ三池監督は、亀梨に「自分の感性の赴くままに自由に演じてほしい、とだけ伝えました」といい、「無垢で繊細な剥き出しの亀梨和也をご賞味ください。きっと、夢に出ますよ」と亀梨の演技に太鼓判を押した。
菜々緒は事件を追う警視庁の天才プロファイラー・戸城嵐子(としろらんこ)役で出演。さらに吉岡里帆が、父親の不審死にふさぎ込む二宮の婚約者・荷見映美(はすみえみ)を演じる。
亀梨と菜々緒は2017年放送のドラマ「ボク、運命の人です」で共演しており、亀梨は「あうんの呼吸で素敵な撮影が出来たと思います」と信頼を寄せる。また菜々緒は「亀梨さんの持つ目力と役に入った時の雰囲気が、私が原作を読んだ時の彰そのもので、対面で芝居した時に体が震える感覚があったのを今でも覚えています。セットチェンジなどの待ちの時などには優しく声をかけてくださり、役に入っている時とのギャップに少し怖さも感じたほどでした」と撮影を振り返っている。
一方、初共演となる吉岡について、亀梨は「全身全霊で作品やキャラクターにエネルギーを向けてくださる方だったので、僕自身も彼女のエネルギーを感じながら、うまく融合して撮影させていただくことができたと思います」と称賛。そして吉岡は、亀梨の演技を「亀梨さんの演じるサイコパスな二宮は色っぽく、儚さもあり、ただ単に憎むことのできない不思議な魅力があるように感じました。皆様もきっと二宮に翻弄されることかと思います」と語っている。
さらに本作には、二宮に協力するサイコパス医師・杉谷九郎(すぎたにくろう)役の染谷将太、過去の殺人事件の容疑者・剣持武士(けんもちたけし)役の中村獅童のほか、柚希礼音、みのすけ、堀部圭亮、渋川清彦が出演。全員が闇と狂気を抱える個性的なキャラクターが織り成す、追う者と追われる者の立場が次々に入れ替わるスリリングなストーリーが描かれる。(編集部・入倉功一)