「ブレイキング・バッド」ブライアン・クランストンが引退へ
ドラマ「ブレイキング・バッド」などのアメリカ人俳優ブライアン・クランストン(67)が、70歳になる2026年に引退する予定だと British GQ に明かした。
【画像】現在のブライアン・クランストン&妻ロビン・ディアデン
引退は現状“一時的”なものになるようだが、それでも自身の制作会社をたたみ、「ブレイキング・バッド」の共演者であるアーロン・ポールと立ち上げたメキシコのお酒メスカルの会社「Dos Hombres」の自身の持ち分を売却する用意があるとのこと。そして妻のロビン・ディアデンと共に最低でも半年間、外国(フランスが濃厚)の田舎暮らしをする予定なのだという。ブライアンは、ドラマ「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」の撮影で出会った女優のロビンと1989年に結婚していた。
その愛する妻の存在が引退を決意させたようで、ブライアンは「過去24年間、ロビンはわたしの“同伴者”であり、セレブの妻という存在で、わたし中心に人生を歩まなくてはならなかった。彼女はそこから多大な恩恵も受けているが、不公平だった。わたしはそれを公平にしたい。彼女にはその資格がある」と説明する。
妻と共に小さな村で暮らし、現地の言葉や料理、庭づくりを学ぶつもりだというブライアン。「日帰り旅行へ行って、暖炉で火を焚き、新しい友人たちとワインを飲みたい。『さて、脚本を読んで、次に何をするか見てみよう』なんてことはしない。休止なんだ。仕事のことを考えることはないだろう。電話に出るつもりもない」と田舎暮らしに専念するつもりだと語った。
ただし、ブライアンが田舎に隠れてしまうまでにはまだ3年ある。彼が出演したウェス・アンダーソン監督の新作『アステロイド・シティ』は9月1日に日本公開。『キングスマン』のマシュー・ヴォーン監督が手掛ける新作スパイアクション映画『アーガイル(原題) / Argylle』の公開も控えているほか、ブライアンはドラマ「マルコム in the Middle」の再集結プロジェクトにも意欲を見せている。(編集部・市川遥)