「あなして」まさかの結末に驚きの声 「うそでしょ」「モヤモヤする」
奈緒主演のフジテレビ・木曜劇場「あなたがしてくれなくても」（毎週木曜22時～）が22日に最終回を迎え、吉野夫婦（奈緒＆永山瑛太）と新名夫婦（田中みな実＆岩田剛典）がたどり着いた、まさかの行く末に困惑や驚きの声で騒然となった（※ネタバレあり。最終回の詳細に触れています）。
本作は、夫婦の“レス”をテーマにしたハルノ晴の累計部数830万部（電子＋紙）の同名コミックを原作に、吉野みち（奈緒）＆陽一（永山）と、新名楓（田中）＆誠（岩田）、2組の30代夫婦のすれ違いを描いた大人向けの恋愛ドラマ。前話ではそれぞれの夫婦が離婚するまでが描かれたが、原作が連載中であることからその先の展開が読めず、また予告編にあった誠の「ちゃんと決着をつけたい」という言葉の意味にも関心が集まっていた。
～以下ネタバレを含みます～
最終回の冒頭は前話から2か月後。みちと楓はそれぞれキャリアアップに向けて忙しく、陽一と誠も新生活をスタートするも2人ともみちに未練タラタラの様子だった。陽一と楓はそれぞれ誠にみちとの顛末を問い、みちとは付き合っていないという誠に“だったら何のために離婚したのか”と複雑な思いをぶつけ、このあたりから4人が目まぐるしく交錯。そして、みちが陽一の店を訪れたあたりから「元さやエンド」と見る声が上がり出した。
これまで最も非難を浴びがちだったのは陽一だったが、最終回では結果的に最も周囲を振り回す恰好となったみちに集中。誰にも頼らず一人で生きていく決心をしたみちは潔いという見方がある一方で、新名夫婦を壊してしまった現実もある。また、誠を完全にフッておきながら連絡されれば昔の“戦友”として受け入れ、一人で生きていくと言っていた割に1年も経たないうちに陽一とあっという間に急接近するなど言動に一貫性がなく、「イライラする」という厳しい声も上がっていた。
場面として最も注目を浴びたのは、40分を過ぎたころの“全員集合”の図。サシで飲んでいた楓とみちが陽一の店へ向かうと誠も居合わせ、SNS上では「なんで？」「なんだこの展開」とざわざわ。ここで出たのが予告編にあった誠の「ちゃんと決着をつけたい」発言。コイントスをして本音を言う流れのようで、誠はみちのことを忘れられていないが、みちの心の穴を埋められるのは自分ではないと言い、「幸せになってほしい」と陽一とのキューピッドをかってでた。
最後は陽一とみちは元さや、誠と楓もその可能性を匂わせる展開となり「どういうこと？」「うそでしょ」「ありえない」「理解できない」「モヤモヤする」と疑問や驚き、困惑の声が上がっていた。（石川友里恵）